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半導体エンジニアのリアルな年収は?将来性やキャリアパス、年収アップ方法について解説

「半導体エンジニアの実際の年収はいくら?」「職種によって年収は違う?」「年収を上げるための方法は?」そんなお悩みを感じてはいませんか。

半導体エンジニアは、製品に組み込まれている半導体の設計や生産に携わる仕事であり、高いスキルを習得できると年収が上がりやすい傾向にあります。しかし、どのようなスキルを身に付けたら良いかわからない人もいるでしょう。

この記事では、半導体エンジニアの実際の年収例や年収アップに必要なスキルについて解説します。半導体エンジニアの年収に悩んでいる人は、ぜひこの記事を参考に、実際の求人も見てみてください。

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半導体エンジニアの年収例

ビーネックステクノロジーズの半導体エンジニアの年収例は以下のとおりです。経験年数やスキルによって年収は上がる傾向にあります。

職種年収内訳
組込み開発566万円月給37万円
+残業手当
+賞与年2回
回路設計536万円月給35万円
+残業手当
+賞与年2回
実験・評価454万円月給30万円
+残業手当
+賞与年2回
品質管理・品質保証454万円月給30万円
+残業手当
+賞与年2回
生産技術481万円月給31万円
+残業手当
+賞与年2回
※ビーネックステクノロジーズの年収例です。
※経験年数12年の場合の年収例を記載しております。
※上記は、残業11時間分を含みます。年収例は一例であり経験やスキルにより異なります。

組込み開発や回路設計など、職種によっても年収に差があります。年収を上げるための転職を検討している人は、自分の経験やスキルを考慮し、他職種も合わせ検討すると良いでしょう。

半導体エンジニアの現状と将来性

スマートフォンやIoT市場が拡大したことにより、半導体のニーズは年々高まっています。そのため、半導体エンジニアの需要も急増しており、2023年の求人数は、2020年と比べて約3.28倍に増加したという調査結果もあります。

半導体はデジタル社会を支える基盤となっており、AIやIoTだけでなく、自動車や医療・ヘルスケアなど幅広い領域の技術の発展や安全保障にも欠かせません。将来的には、環境問題への関心の高まりから電気自動車市場が拡大し、半導体の需要がさらに増加すると見込まれています。

半導体エンジニアのキャリアパス

一般的な半導体エンジニアのキャリアパス例は以下のとおりです。

キャリアパス例内容
専門エンジニア設計や開発、プロセスエンジニアリング、品質保証などの分野で高度な知識とスキルを身に付ける
プロジェクトマネジメント半導体エンジニアとしての知識を活かし、チームやプロジェクト管理をする
研究開発最先端の半導体技術の研究を行い、新材料やデバイス構造、製造技術の開発をする

半導体業界は将来性が高く、安定したキャリアを築きやすい傾向にありますが、適性や興味・目標に合わせてキャリアパスを選ぶのが重要です。

半導体エンジニアの年収アップに必要な6つのスキル

半導体エンジニアが年収アップをするには、以下の6つのスキルが求められます。

  1. プログラミングスキル
  2. EMCの知識
  3. 電気・電子工学の知識
  4. コミュニケーションスキル
  5. 情報収集力
  6. 英語力

基本から応用まで幅広い知識やスキルを身に付けることで、年収アップやキャリアアップにつながります。ただし、半導体エンジニアでも職種によって求められる知識やスキルは異なるため、自分に必要かどうかしっかり確認しましょう。

1.プログラミングスキル

組込み開発の場合、論理回路をプログラムで表現するハードウェア記述言語の習得が欠かせません。VHDLを始めとする言語を使いこなせれば、大規模で複雑なシステム設計が可能になるでしょう。

一方、組込み系エンジニアリングでは、以下のプログラミング言語の知識も重要です。

種類内容
C言語・プログラミング言語の基礎
・汎用性が高いうえ、動作速度が早く、安定している
C++・C言語から派生したプログラミング言語
・比較的自由度の高い言語
・AIやゲーム開発などで使用されることもある
C#・マイクロソフトが開発したオブジェクト指向言語
・MacOS、iOS、Android向けのアプリケーションやWebアプリケーションも開発できる

プログラミングスキルを磨くことで、エンジニアとしての価値が高まり、年収アップにもつながるでしょう

2.EMCの知識

回路設計には、EMC(Electromagnetic Compatibility:電磁両立性)の知識が求められます。EMCとは、機器が周辺の装置に悪影響を与えないだけでなく、ほかの機器からの電磁波の影響を受けずに動作する性能のことです。

特に、自動運転車やドローンなどの最先端技術は、EMCの影響を受けると制御不能や誤作動を起こし、重大な事故につながる可能性があるのも事実です。

そのため、国際電気標準会議(IEC)*1や国際無線障害特別委員会(CISPR)*2、日本産業規格(JIS)*3などによって、EMCに関する厳格な規格や規則が設けられています。EMC規格は技術の進歩に合わせて随時改正されるため、最新の動向を把握し、理解を深めておく必要があるでしょう。

*1:日本規格協会グループ「IECとは
*2:総務省 電波利用ホームページ「CISPRとは
*3:経済産業省 関東経済産業局「日本産業規格(JIS)

3.電気・電子工学の知識

半導体設計には、電気・電子工学の知識が重要です。特に、回路設計の領域となる電子回路の設計方法やICチップ内部のレイアウト方法に関する知識は、より高度な設計や開発に取り組む際に欠かせません。

電気・電子工学の知識を深めるには、関連する資格の勉強に取り組むのも効果的な方法の1つです。関連する資格を取得できれば、専門性やスキルを客観的にアピールできるでしょう。

4.コミュニケーションスキル

半導体エンジニアのどの職種においても、他部署との連携が求められるため、円滑に業務を進めるためのコミュニケーションスキルが重要です。特に、トラブル発生時には、専門知識をもたない人にもわかりやすく説明できる能力があれば、迅速に対応できるでしょう。

また、半導体エンジニアは製品完成後も安全性と効率性を維持するために、他部署から頼られることもあります。管理や販売部門、関連企業などと連携し、スケジュール管理やカスタマー対応などにも携わらなければなりません。

5.情報収集力

半導体業界は数カ月単位でトレンドが変化するため、常に知識をアップデートする必要があります。業務改善や課題解決にも直結することから、効率的な情報収集が欠かせません。

情報収集を怠ると、市場のニーズにも応えられなくなってしまうので、半導体業界での競争力を失う可能性もあるでしょう。日々のニュースチェックや業界誌の購読・セミナーへの参加などによって、積極的な情報収集を心掛けるのが重要です。

6.英語力

半導体産業の最新の情報や研究文献の多くは英語で公開されています。ただし、日本語で同様の情報が公開されるまでに時間がかかるため、自分で英語の文献を読み、知識をアップデートできる人材は重宝されるでしょう。

また、プロジェクトによっては海外の企業とのやりとりも発生する可能性もあります。英語で直接コミュニケーションを取れることも強みの1つと言えるでしょう。

半導体エンジニアの年収アップする方法

半導体エンジニアの年収をアップする方法は、以下のとおりです。

  1. キャリアアップに活かせる資格を取得する
  2. 今より年収が高い会社・職種に転職する

理想とするキャリアを考えたうえで、自分に合った方法を選択しましょう。

1.キャリアアップに活かせる資格を取得する

半導体エンジニアのキャリアアップに活かせる以下のような資格を取得するのがおすすめです。

資格内容
半導体技術者検定・半導体業界の基礎から品質保証まで幅広い知識が求められる
・「エレクトロニクス4級~1級」の4種類に分けられている
機械保全技能検定・工場設備の修理やメンテナンス業務で必要なスキルが習得できる
・3級から特級までのレベルがある
・「機械系保全作業」「電気系保全作業」「設備診断作業」についての内容が問われる
CAD利用技術者試験・CADを使用できるスキルを証明する試験
・2次元CADと3次元CADの試験に分かれている
※参照:半導体技術者検定
※参照:機械保全技能検定
※参照:CAD利用技術者試験

資格手当を支給している企業もあるので、資格を取得することで直接的な年収アップも期待できるでしょう。

2.今より年収が高い会社・職種に転職する

半導体エンジニアとして年収アップを目指すなら、給与水準の高い業界や会社への転職も選択肢の1つです。転職活動を進める際は、エンジニアの求人が豊富に掲載されているエンジニアに強い転職サイトを利用しましょう。

ビーネックステクノロジーズなら、機械や電気、IT領域などの求人が全国で7,000件以上掲載されています。約2,000種の研修講座や200種類以上の資格取得サポートも用意されているため、転職後のキャリアアップも進めやすいでしょう。

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半導体エンジニアの職種と年収例

半導体エンジニアには、以下の職種があります。

  1. 組込み開発
  2. 回路設計
  3. 実験・評価
  4. 品質管理・品質保証
  5. 生産技術

それぞれの職種の特徴や年収例を確認して、希望する転職先を探しましょう。

1.組込み開発

組込み開発は、自動車や家電製品などのさまざまな電子機器に搭載される制御システムを開発する仕事です。昨今では、IoTデバイスの普及やAI技術の進展に伴い、半導体チップに求められる機能が複雑化しており、組込み開発の需要も高まっています。

組込み開発の年収例は以下のとおりです。

経験年数年収例内訳
3年381万円月給24万円
+残業手当
+賞与年2回
12年566万円月給37万円
+残業手当
+賞与年2回
20年702万円月給47万円
+残業手当
+賞与年2回
※ビーネックステクノロジーズの年収例です。
※上記は、残業11時間分を含みます。年収例は一例であり経験やスキルにより異なります。

以下の記事では、組込みエンジニアの転職のコツや求められるスキルについて紹介しています。

関連記事:組込みエンジニアの転職を成功させるコツとは?スキルや言語、キャリアパスを紹介

2.回路設計

回路設計は、製品に内蔵される電子回路の設計や製造をします。アナログ回路とデジタル回路の2つの専門分野に分かれているのが特徴です。

アナログ回路設計は、抵抗やコンデンサなどの素子を組み合わせて回路を構築します。一方、デジタル回路設計は、論理ゲートといわれる0か1の信号を出力する仕事です。

半導体業界の技術革新を支える役割を担うため、やりがいを感じやすいでしょう。
回路設計の年収例は、以下のとおりです。

経験年数年収例内訳
21年654万円月給43万円
+残業手当
+賞与年2回
24年726万円月給48万円
+残業手当
+賞与年2回
26年798万円月給53万円
+残業手当
+賞与年2回
※ビーネックステクノロジーズの年収例です。
※上記は、残業11時間分を含みます。年収例は一例であり経験やスキルにより異なります。

以下の記事では、回路設計エンジニアへの転職を成功させるポイントやおすすめの資格について紹介しています。

関連記事:回路設計エンジニアの転職が難しい4つの理由|成功のポイントやおすすめの資格を紹介

3.実験・評価

実験・評価は、販売前の製品の安全性や品質を評価する仕事です。半導体チップや関連デバイスを対象とし、実験計画を立て、計測結果を詳細に分析します。

実験・評価の年収例は、以下のとおりです。

経験年数年収例内訳
12年454万円月給30万円
+残業手当
+賞与年2回
16年519万円月給34万円
+残業手当
+賞与年2回
26年613万円月給42万円
+残業手当
+賞与年2回
※ビーネックステクノロジーズの年収例です。
※上記は、残業11時間分を含みます。年収例は一例であり経験やスキルにより異なります。

以下の記事では、実験・評価エンジニアの仕事内容や求められるスキル、役立つ資格などについて紹介しています。

関連記事:実験・評価エンジニアの仕事内容|求められるスキルや将来性も解説

4.品質管理・品質保証

品質管理は、半導体製品の品質基準を確認し、出荷までの工程を管理する仕事です。一方で、品質保証は企画から生産、アフターサービスまでの幅広い範囲の品質保証の責任を担います。

品質保証と品質管理には、以下のような違いがあります。

項目品質管理品質保証
業務範囲主に製造過程のみ企画〜アフターサービスまで幅広い
保証範囲製品完成前まで企画から販売後まで
責任出荷時点の品質を保証出荷後の製品も保証
製品との関わりのづくりに関われる製品になったものに関われる
コミュニケーション社内向けに対応社外との折衝も行う

品質保証・品質管理の年収例は、以下のとおりです。

経験年数年収例内訳
12年454万円月給30万円
+残業手当
+賞与年2回
16年519万円月給34万円
+残業手当
+賞与年2回
26年613万円月給42万円
+残業手当
+賞与年2回
※ビーネックステクノロジーズの年収例です。
※上記は、残業11時間分を含みます。年収例は一例であり経験やスキルにより異なります。

以下の記事では、品質保証エンジニアに求められるスキルや資格などについて紹介しています。

関連記事:品質保証の転職は有利?強みとなるスキルや資格、おすすめの転職先を解説

5.生産技術

生産技術は、製品の生産工程を改善し、効率化を進める仕事です。そのため、半導体製造の複雑な工程に対する、幅広い知識と理解が求められます。

生産技術の年収例は、以下のとおりです。

経験年数年収例内訳
10年467万円月給30万円
+残業手当
+賞与年2回
22年604万円月給40万円
+残業手当
+賞与年2回
26年694万円月給46万円
+残業手当
+賞与年2回
※ビーネックステクノロジーズの年収例です。
※上記は、残業11時間分を含みます。年収例は一例であり経験やスキルにより異なります。

以下の記事では、生産技術エンジニアの仕事内容や年収例、向いている人などについて紹介しています。

関連記事:生産技術エンジニアの仕事内容|年収例や資格・将来性についても解説

半導体エンジニアの年収アップを成功させよう

半導体エンジニアの年収を上げるには、プログラミングスキルやEMCの知識などの専門的なスキルや知識を磨いていくのが重要です。半導体業界は数カ月単位でトレンドが変化するため、最新の情報に対応できる人材も重宝されやすいでしょう。

また、半導体エンジニアとしての年収を上げるには、今より給与の高い会社に転職するのもおすすめです。

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