品質保証エンジニアの転職戦略|主な仕事内容や市場動向・求められるスキルを紹介

「品質保証ってどんな仕事?」「品質保証エンジニアの転職を有利にするスキルは?」「どんな人が向いている?」このようなお悩みを感じてはいませんか。
品質保証は、製品やサービスに欠陥がないか確認するだけでなく、出荷後もユーザーに安心感や満足感を与える仕事です。製品の品質を守り・向上させることは、企業の信用を守ることにもつながるため、やりがいを感じやすいでしょう。
この記事では、品質保証の仕事内容や転職で有利になるスキル・向いている人の特徴について解説します。品質保証エンジニアへの転職を考えている人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
目次
|品質保証とは
品質保証とは、ユーザーに安心感や満足感を届けるために、製品やサービスの欠陥を防ぐ仕事です。ユーザー視点で製品を評価し、現場調査やデータチェック・顧客ヒアリングを重ね、より高い品質を追求します。
また、クレーム対応や各部門へのフィードバックを通じて、現場の課題や顧客の声をものづくりに反映させるのも重要な役割の1つです。製品の品質を守ることによって、企業の信用も守れるので、やりがいを感じやすいでしょう。
品質管理との違い
品質保証エンジニアと品質管理エンジニアの違いは以下のとおりです。
品質保証 エンジニア | 品質管理 エンジニア | |
---|---|---|
目的 | 顧客の期待に応える品質を保証する | 製品やサービスの品質を維持・改善する |
対応範囲 | 製品の企画からアフターサポートまで | 製造工程のみ |
タイミング | 設計から顧客サービスまで | 主に製造中 |
性質 | 問題の未然防止と長期的な品質向上 | 問題対応と再発防止 |
焦点 | 品質を保つ仕組みづくりと維持 | 不良品の発見と取り除き |
規格との関係 | ISO 9001全体に関わる | ISO 9001の一部を担当 |
品質管理は主に製造工程を対象とし、不良品を出さないための管理や改善が中心です。一方、品質保証は製品の企画段階から完成後のアフターサポートまで、より広範な業務に携わります。
品質保証の仕事データ
年収例
(月給50万+残業手当+賞与年2回)
(月給39万+残業手当+賞与年2回)
(月給30万+残業手当+賞与年2回)
※残業15h分込
残業・休日
残業代100%支給 / ※2023年4月〜2024年3月実績
※2024年6月期
品質保証のおすすめ求人
|品質保証エンジニアの主な仕事内容

品質保証エンジニアの主な仕事内容は、以下のとおりです。
- 仕様・規格の決定
- 製造工程の構築
- 品質検査
- トラブル対応
詳しい仕事内容を知ることで、転職後の働き方をイメージしやすくなるでしょう。
1.仕様・規格の決定
仕様・規格の決定では、製品の品質要件を満たすために必要な仕様や規格をデータに基づいて判断し、材料や製造工程・最終的な品質基準を定めます。原材料や部品の選定を進める際は、企画や設計・調達・製造現場などの関連部署との連携も欠かせません。
決定内容は、製造工程の指針や最終品質チェックの基準となるため、仕様書や企画書として文書化する必要があります。業界や法律の規定・国際規格への適合も事前に確認しておきましょう。
2.製造工程の構築
製造工程を構築する際は、安定した品質を維持できるよう、現場の状況や技術的な制約を踏まえて以下のプロセスを考える必要があります。
- 製造ラインの設計・構築
- 機器の選定
- セットアップ
- 作業手順書の作成
各工程で品質が守られるよう管理方法を策定しましょう。
また、製造工程の各段階で品質チェックを実施し、不良品が発生した場合の対応策を管理するのも重要です。品質管理や生産技術の担当者と連携し、製造プロセスの適切な運用や改善点の特定に取り組みます。
3.品質検査
品質検査では、製品完成後に外観検査と機能検査の両面から品質チェックに取り組みます。
検査の種類 | 内容 |
---|---|
外観検査 | ・傷や汚れ、へこみ、色や形状が仕様通りかを確認する ・検査員の熟練度や環境整備も品質に影響する |
機能検査 | ・製品が仕様書通りに動作するか、性能・耐久性・安全性などをテストする ・結果は記録・分析し、必要に応じて工程改善や設計変更に反映させる |
材料の品質もデータで裏付けし、報告書を作成しなければなりません。原材料の受け入れから中間・最終出荷前まで多段階で実施されるので、段階に応じて、全数検査やサンプリング検査などの検査方法を選択します。
4.トラブル対応
顧客から品質に関する指摘やクレームを受けた際は、迅速かつ的確に状況を把握し、詳細な調査・分析を通じて原因を特定します。その後、再発防止策として製造工程の見直しや設計・材料の変更などを実施し、対策を徹底しなければなりません。
また、営業部門と連携して顧客への定期的なヒアリングを実施し、現場の声やフィードバックも反映させます。得られたデータを分析し、改善することで、企業の信頼を守れるでしょう。
|品質保証エンジニアの転職は有利?
品質に関する不正が発覚した場合、企業へのダメージが大きく経営破綻につながる恐れもあることから、品質保証の需要は高い傾向にあります。昨今は、品質偽造や検査の不正などの問題が多発しており、製品の質に対してシビアな目を向けられる場合がほとんどです。
品質保証の転職市場では、特定の分野だけの経験よりも、システム単位での仕事の経験がある人の方が有利に働くでしょう。また、ヨーロッパのRoHS指令※1やREACH規則※2、ISO規格※3などの国際規格に対する知識も重要視されます。
※1 EUが制定した「電気および電子機器に含まれる、特定の有害物質の使用制限に関する法律」
※2 EUが制定した「化学物質の登録、評価、許可、および制限を目的とした規則」
※3国際標準化機構(ISO)が制定した「世界中で一定の品質やレベルを保証し、製品やサービス、マネジメントシステムに関する国際基準を提供するための規格」
品質保証エンジニアの市場動向と将来性
高度で複雑なシステムが増えていることから、不具合を発見するための品質保証の需要は年々高くなっています。特に、AIが台頭してきたことによって業務効率化が進み、システムやソフトウェアの保証が重要視されるようになりました。
しかし、求められる製品レベルが上がっているため、スキルや知識のアップデートが欠かせません。品質保証として活躍し続けるためには、最新の情報や技術をキャッチアップして学び続ける必要があります。
品質保証の仕事は、将来的にAIが代用する部分がでてきたとしても、すべてを担うことはできません。ユーザー視点の提案やテスト設計などは人間にしかできないので、AIが完全に仕事を奪うことはないでしょう。
|品質保証の転職を有利にする5つのスキル

品質保証の仕事は製品の製造に関するすべてのプロセスに関わるため、幅広いスキルを身に付けられます。他の業種や業界でも活かしやすいのは、以下の5つのスキルです。
- 専門的な知識
- 分析力
- リスクマネジメントスキル
- コミュニケーションスキル
- 責任感の強さ
品質保証の仕事で身に付けたスキルを活かして転職活動を有利に進めましょう。
1.専門的な知識
転職先の分野と親和性の高い経験がある人は、活躍をイメージしてもらいやすいため、即戦力としてアピールしやすいでしょう。特に、問題点や課題の改善業務は、開発や生産分野で活かせる場合がほとんどです。
また、製造業やサービス業に必要とされるISOのような国際規格に関する知識も強みになります。基本的にすべてのシステムがISO9001に準じて構築されるため、ほかの業種や業界でも応用しやすいのが特徴です。
そのほかにも、品質管理検定(QC)は開発分野の仕事に活かしやすいので、興味がある人は取得に挑戦してみましょう。
2.分析力
データ収集の機器の扱いや分析手法、結果のフィードバックなどは、ほかの業種でも活かせる強みです。製品の不具合や品質のチェックをするには、高い分析力や観察力が欠かせません。
また、分析の際には論理的思考力も必要なため、分析力と合わせてアピールしましょう。分析力や論理的思考力の高さは、問題解決力にもつながることから、多くの企業で重宝されるスキルです。製造分野に限らず、企画や顧客対応などにも活かせるでしょう。
3.リスクマネジメントスキル
トラブルを最小限に防ぐリスクマネジメントスキルは、多種多様な業界・業種で重要視されています。品質保証の仕事は、トラブルやアクシデントの対応をすることも多く、リスクマネジメントスキルを身に付けられるのが特徴です。
リスクマネジメントスキルが高い人はトラブルを未然に防げるため、顧客からの信頼も得やすいでしょう。また、正確性を求められる仕事でも強みになるので、実験・評価エンジニアのような仕事を希望する場合にアピールするのがおすすめです。
4.コミュニケーションスキル
コミュニケーションスキルはどのような業種でも活かせるスキルです。品質保証は多くの部署との連携を求められるため、コミュニケーションスキルが欠かせません。
また、トラブルが発生した際には営業に同行し、顧客と対応することもあるでしょう。そのようなトラブル対応の経験や問題解決能力は、幅広い企業にアピールできます。
具体的なエピソードを伝えられると説得力がでやすいため、事前に考えておくのがおすすめです。日常の業務からトラブル対応までできる幅広いコミュニケーションスキルは、多くの業種で強みになるでしょう。
5.責任感の強さ
責任感の強い人は転職先でも評価されやすいため、仕事の取り組み方のような具体的なエピソードを交えながらアピールしましょう。品質保証は、製品の最終チェックなど責任を問われる業務が多いです。
不具合やアクシデントを防ぐ責任感の強さは、どのような企業や職種でも重宝される強みです。仕事に対する真剣さや真面目な取り組みについて伝えると良いでしょう。
|品質保証エンジニアに向いている人の特徴
品質保証エンジニアに向いている人の特徴は、以下のとおりです。
- 忍耐力のある人
- 論理的思考力の高い人
- 向上心がある人
- 冷静な対応ができる人
当てはまる特徴があれば、転職後も活躍が期待できるでしょう。
以下の記事では、品質保証エンジニアに向いている人の特徴について、詳しく紹介しています。
関連記事:品質保証エンジニアに向いている人の特徴5選!必要なスキルややりがいも紹介
1.忍耐力のある人
品質保証エンジニアは、要件を満たした仕様書の作成や製品・原材料のチェックなど、細部にわたる作業が日常的に発生するため、忍耐力のある人が向いています。
検査や分析ではデータや数値を用いて地道な工程を繰り返す場面も多いので、辛抱強さが欠かせません。そのため、長期間にわたる作業やルーティンワークにも集中して取り組める人であれば、品質保証の仕事で力を発揮しやすいでしょう。
2.論理的思考力の高い人
現場で発生する問題やトラブルに対して、根拠ある判断や的確な対応策を導き出すには、論理的思考力が欠かせません。筋道を立てて物事を整理し、データや事実に基づいて分析できる人であれば、複雑な課題にも冷静に対処できるでしょう。
品質改善や再発防止策の立案をするには、現象や結果から原因を逆算し、仮説を立てて検証する力が重要です。
3.向上心がある人
品質保証エンジニアは、製品への深い理解が求められるため、既存製品の仕様や特徴を積極的に学ぶ姿勢が求められます。
新製品やリニューアル品にも興味をもち、常に知識をアップデートする意欲が欠かせません。市場や技術の最新動向をキャッチアップし続けることで、より高い品質を追求できるでしょう。
好奇心旺盛で新しい知識に触れることに喜びを感じる人ほど、品質保証の仕事にやりがいを感じられる傾向にあります。
4.冷静な対応ができる人
品質保証エンジニアは、トラブルやクレームといった予期せぬ事態に冷静に対応する必要があります。
状況を客観的に整理しながら、根拠に基づいた判断や柔軟な対応をしなければなりません。感情論や根拠のない仮説に振り回されず、慎重かつ臨機応変に行動できる人であれば、問題の本質を見抜き、最適な解決策を導き出せるでしょう。
|品質保証エンジニアのやりがい
品質保証エンジニアのやりがいは、以下のとおりです。
- ユーザーの安心・安全を守れる
- ものづくりの全体像を把握できる
- 社内で頼りにされる
やりがいを知ることで、ポジティブに品質保証エンジニアへの転職を目指せるでしょう。
1.ユーザーの安心・安全を守れる
品質に問題のある製品が市場に出ることを防ぐ品質保証エンジニアは、ユーザーの安心・安全を守れる仕事です。原材料から製造工程、検査まであらゆるプロセスを徹底的にチェックすることで、高い信頼性を維持できるでしょう。
ものづくりを通じて社会に貢献できる実感を得やすいのも魅力の1つです。
2.ものづくりの全体像を把握できる
品質保証エンジニアは、製品の企画段階から参画し、品質基準を満たすために全工程を管理するため、ものづくりの全体像を把握できます。製品企画から製造・検査・出荷まで幅広く関わるため、製造現場だけでなく経営者に近い視点も養えるでしょう。
また、ものづくり全体に携わるため、製品が無事市場に出回ったときには達成感も得られます。
3.社内で頼りにされる
品質保証エンジニアは、全社的な品質判断の責任者として、営業部門をはじめとする各部署から相談や連携を求められる傾向にあります。品質の専門家として社内で頼られる存在になるため、やりがいを感じやすいでしょう。
各工程のチェックや最終承認をするので、正確性や責任感を求められる一方で、社内外からの信頼も厚くなります。また、クレーム対応や課題発見にも携わるため、顧客満足度や会社の信用向上に貢献することも可能です。
|品質保証エンジニアにおすすめの転職先5選
品質保証からの転職を有利に進めるなら以下の職種がおすすめです。
- 品質監査
- 品質管理エンジニア
- 生産技術エンジニア
- 実験・評価エンジニア
- リスクマネジメントコンサルタント
転職してからギャップを感じないように、自分のスキルを活かしやすい仕事を探しましょう。
1.品質監査
品質監査は、製品やサービスが規格や法令を遵守しているかを確認する仕事です。問題をわかりやすく説明するコミュニケーションスキルや生産プロセスに関する知識・経験を活かせます。
また、法令や規格に関する知識が求められるため、経験がある分野の企業を選ぶのがおすすめです。国際規格に関する知識も必要なので、しっかりと身に付けておきましょう。消費者保護や企業の信頼回復に貢献したい人にも向いている仕事です。
2.品質管理エンジニア
品質管理は、製造している製品に対する品質を管理する仕事です。品質保証とは、業務内容が似ているため比較的スムーズに転職できるでしょう。品質管理エンジニアの年収例は以下のとおりです。
経験年数 | 年収例 | 内訳 |
---|---|---|
6年 | 471万円 | 月給30万円 +残業手当 +賞与年2回 |
16年 | 610万円 | 月給39万円 +残業手当 +賞与年2回 |
26年 | 760万円 | 月給50万円 +残業手当 +賞与年2回 |
※上記は、残業15時間分を含みます。年収例は一例であり経験やスキルにより異なります。
3.生産技術エンジニア
生産技術エンジニアは、製品の生産工程の課題を明確化し、作業効率の改善をする仕事です。長期的なスパンでコスト削減や生産期間の短縮を目指します。
製造業の種類は多く、生産工程もさまざまであるため、幅広い分野の知識が必要です。多種多様な製造業に関われることから、エンジニアとしての成長を感じられるでしょう。
生産技術エンジニアの年収例は、以下のとおりです。
経験年数 | 年収例 | 内訳 |
---|---|---|
6年 | 479万円 | 月給30万円 +残業手当 +賞与年2回 |
16年 | 689万円 | 月給45万円 +残業手当 +賞与年2回 |
26年 | 822万円 | 月給54万円 +残業手当 +賞与年2回 |
※上記は、残業15時間分を含みます。年収例は一例であり経験やスキルにより異なります。
以下の記事では、生産技術エンジニアの仕事内容や年収例、向いている人などについて紹介しています。生産技術エンジニアの仕事に興味がある人は、ぜひご覧ください。
関連記事:生産技術エンジニアの仕事内容|年収例や資格・将来性についても解説
4.実験・評価エンジニア
実験・評価エンジニアは、リリース前の製品の機能や安全性、品質を評価する仕事です。自動車や家電製品、航空機などを対象に開発したシステムが、問題なく動作するかの検証もします。
不具合が生じた場合は、原因の分析とフィードバックをするため、コミュニケーションスキルも求められるでしょう。実験・評価エンジニアの年収例は、以下のとおりです。
経験年数 | 年収例 | 内訳 |
---|---|---|
6年 | 471万円 | 月給30万円 +残業手当 +賞与年2回 |
16年 | 610万円 | 月給39万円 +残業手当 +賞与年2回 |
26年 | 760万円 | 月給50万円 +残業手当 +賞与年2回 |
※上記は、残業15時間分を含みます。年収例は一例であり経験やスキルにより異なります。
5.リスクマネジメントコンサルタント
リスクマネジメントコンサルタントは、災害や事故、重大障害が起きた際に、スムーズな企業活動が行えるようにするための事業継続計画(BCP)の策定をする仕事です。個人情報の漏洩やデータ改ざん、不正会計などのリスクに対する管理体制の構築も実施します。
業務内容と性質が品質保証経験者のマインドと合うので、親和性は高いでしょう。監査法人のアドバイザリー部門やリスク管理専門のコンサルティングファームなどへの転職がおすすめです。
|エンジニアに強い転職サイトを利用するのもポイント
エンジニアに強い転職サイトを利用することで、効率良く条件に合った求人を見つけられます。一般的な求人サイトでは品質保証エンジニアのような専門的な職種では、絞り込むのが難しいでしょう。
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自分に合った職場や条件の良い求人に出会うためにも、エンジニアに強い転職サイトを活用しましょう。
研修 | 主な内容 |
---|---|
機電研修 | ・10日間でものづくりの基礎が学べる ・機械加工の基礎、材料力学、機械力学、半導体の製造プロセス、電気基礎、Excelなど ・ドライバーやスパナなど一般工具の適正な使い方、機械図面の読み方、卓上CNC旋盤の組み立てなどの機械基礎 ・電気配線方法、結線、電圧測定器による計測など電気基礎 |
セミコン研修 | ・1カ月間で半導体や半導体製造装置の基礎が学べる ・半導体とは何かという基礎知識から、研修センターにある半導体製造装置を使って装置構造やメンテナンス方法を学習できる |
C言語マイコン研修 | ・約1〜2カ月間のオンライン研修でプログラミング言語の基礎であるC言語が学べる ・C言語の基礎やプログラミング方法から、マイコンキットを用いた制御開発研修で実際にファンを回したり、LEDランプを点灯させたり、実践的な開発に沿った形で学習できる |
|品質保証エンジニアの職種と仕事内容
品質保証エンジニアの職種は以下のとおりです。
- 品質保証-品質管理
- 品質保証-実験・評価
品質保証エンジニアの職種と仕事内容を知ることで、自分のスキルとマッチした転職先を見つけやすくなるでしょう。
1.品質保証-品質管理
品質保証の品質管理は、製造開始前の製品に対して品質基準を満たしているか検査し、不良品の発生原因分析やプロセスの見直しを担当する仕事です。現場での品質検証や工程管理など、製造プロセスにおける品質を保証します。
以下の記事では、品質管理エンジニアに求められるスキルや資格などについて紹介しています。
関連記事:製造業での品質管理の仕事内容は?求められるスキルや年収例、転職におすすめの職種を紹介
2.品質保証-実験・評価
品質保証の実験評価は、販売前の製品が設計者の要求する機能や安全性を満たしているかを確認する仕事です。評価計画を立てて各種テストを実施し、計測したデータの分析を設計者にフィードバックします。
合格基準に達するまでこのプロセスを繰り返すため、粘り強さと正確性が欠かせません。
以下の記事では、実験・評価エンジニアの仕事内容や求められるスキル、役立つ資格などについて紹介しています。
関連記事:実験・評価エンジニアの仕事内容|求められるスキルや将来性も解説
|品質保証エンジニアの転職に関するよくある質問
品質保証の転職に関する以下の質問にお答えします。
- 品質保証エンジニアから品質管理エンジニアへの転職は有利ですか?
- 品質保証エンジニアの主な転職理由は何ですか?
疑問点を解消したうえで、転職活動に取り組みましょう。
品質保証エンジニアから品質管理エンジニアへの転職は有利ですか?
品質保証と品質管理の仕事は親和性が高いため、比較的有利に転職活動が進められます。必要な知識や求められるスキルもほとんど同じであり、経験やスキルを活かしやすいでしょう。
自動車メーカーから自動車メーカーのように、スキルと経験が一致している企業だと受け入れられやすいのでおすすめです。
また、以下の資格を所有しているとより有利に転職を進められます。
- 品質管理検定(QC)
- 品質マネジメントシステム審査員
- 統計検定
品質管理への転職を考えている人は、資格取得を目指すのも手段です。
品質保証エンジニアの主な転職理由は何ですか?
品質保証の主な転職理由は以下のとおりです。
- 業務量が多い
- クレーム対応が辛い
- 責任が重い
- 製品開発のようなわかりやすい成果を上げにくい
品質保証の仕事は、企画から生産まで関わるため業務範囲が広く、幅広い知識が必要です。また、クレーム対応を行うこともあり、精神的な負担を感じやすいでしょう。
一方で、異業種や異なる業界で経験を積みたい人やマネジメント業務に携わりたい人など、ポジティブな理由で転職を希望するケースも多くあります。
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品質保証は、ユーザー視点で製品やサービスを評価し、品質向上に取り組む仕事です。製造工程のチェックや調査・クレーム対応など、製造業の幅広い領域に携わっています。
問題やトラブルの対応もするため、論理的思考力やリスクマネジメントスキルが高い人は、転職後も活躍しやすいでしょう。
ビーネックステクノロジーズは、機械や電気、IT領域を中心に全国9,000件以上の求人を掲載しており、大手メーカーを中心に1,090社と取引実績があるのが特徴です。
また、2,000種以上の研修講座と200種以上の資格取得サポートをしているため、継続的なスキルアップにも挑戦できます。興味がある方は、以下から品質保証エンジニアの求人を確認してみてください。
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