IT分野のサポートと開発を両立する「ジェネラリスト」を目指して。
検査機器メーカーで社内SEとして働く松田さん。ヘルプデスクやネットワークの管理、RPAの開発・運用など幅広い業務に携わっています。ITの専門知識だけでなく、コミュニケーション力や提案力も求められるという、社内SEの業務。興味をもったきっかけや仕事の面白さについて、松田さんに伺いました。
検査機器メーカー勤務 入社3年目(※) 松田 卓也 Takuya Matsuda 2022年に入社し、電子機器メーカーでの就業を経て、2023年3月より現在の就業先で勤務。情報システム部門の社内SEとして、アプリ等を使用しての業務改善・ヘルプデスクを担当している。 ※2024年5月時点
|「困りごとを解決したい」という思いで社内SEに転身。
― まず、松田さんのこれまでのキャリアと、社内SEに興味をもったきっかけを教えてください。
松田:文系の学部を卒業後、10年以上にわたって、経理や営業などさまざまな仕事を経験してきました。社内SEに興味をもったきっかけは、介護福祉施設で事務員として勤務していたときのこと。社内で介護保険の請求システムを新しく入れ替えたものの、「従来からの変更点が多すぎて使いこなせない」という問題が発生したんです。そこで事務職の私がシステムを触っていくうち、だんだんコツがつかめてきたんですね。最終的にはシステム会社の営業担当者よりも詳しくなり、「もっとITの知見があれば、困っている仲間を助けられるかもしれない」と考えるようになりました。
とはいえ、事務職時代にMOS※は取得していたものの、ITの専門知識はほぼゼロ。そこで「まずは業務を通じて学ぼう」と、転職先でIP電話のヘルプデスク業務に携わりました。問い合わせを受けたり、不具合の原因を調べたりする中で、少しずつ理解が深まっていきましたね。
その後はSIer企業のエンジニアとして、テレビ会議のヘルプデスクとネットワーク運用業務に携わり、エンジニアとしての経験を積んでいくなかで、開発にも興味が湧いてきました。ただ、開発だけに注力するよりも、ITの知識で社内の困りごとを解決する方が、自分には向いていると感じたんです。そこで、「解決」と「開発」の両方に関われる社内SEを目指すことに。
そうして30代後半で入社したのが、ビーネックステクノロジーズでした。数あるエンジニア派遣会社の中でも、さまざまな業種の企業で知識や経験を積んでいけることが、入社の決め手になりましたね。
※「マイクロソフト オフィス スペシャリスト」の略。Microsoft Office製品の知識・操作スキルを、客観的に評価・証明する資格試験
| 社内SEには、コミュニケーション力や提案力が欠かせない。
― 現在のお仕事について、具体的に教えてください。
松田:検査機器メーカーの情報システム部門に所属し、システムに関する幅広い業務を行っています。例えば、基幹システムへの問い合わせ対応を行う社内ヘルプデスクや、ネットワークの管理です。ネットワークは家庭で例えると、電気・ガス・水道のようなもの。止まってしまうと大変なことになります。週に1度定例会を開催し、他部署とも連携しながら管理を徹底しています。
あとはRPAの開発・運用ですね。RPAとは「ロボティック・プロセス・オートメーション」の略称で、PCなどのコンピューター上で行われる作業を人に代わって自動で行い、業務を効率化するシステムのこと。これまでのキャリアでは触れる機会はありませんでしたが、現在の就業先で詳しい方に教えてもらい、新たな強みにすることができました。
社内SEに求められるのは「コミュニケーション力」や「提案力」です。社内にいるのはITの知識が豊富な人ばかりではないため、専門用語をかみ砕いて、誰にでもわかりやすく説明しなければいけません。また、新しいシステムを導入するにしても、組織や部署の方向性を統一して要件を定めていく必要があります。そういう意味では、事務職などの他職種で培ったスキルも活かせる仕事だと思います。
― 社内SEの面白さや、やりがいは何ですか。
松田:困っている人の役に立ち、感謝してもらえることですね。最近もネットワーク関係のマニュアルを作成したところ、社員の方々から「ありがとう」と言ってもらえました。また、新たに事業所を開設するにあたって、回線契約の切り替えを担当したのですが、コミュニケーションを密にとりながら準備を進めてきたおかげで、当日はスムーズに切り替えることができました。新しい拠点での業務開始に貢献でき、非常にやりがいを感じましたね。
| サポートと開発を両立する「ジェネラリスト」のような存在に。
― 松田さんの今後の目標について、教えてください。
松田:広く浅く、それでいて深みもある“ジェネラリスト”のような存在になりたいです。社内の困りごとに対応したり、ユーザー目線でマニュアルを作ったりと、業務をサポートしながらも、プログラミングなどの専門的な知識も合わせもったエンジニアを目指しています。
そのためには、JavaScriptなどの開発言語や英語の勉強が欠かせません。
また最近では、ビーネックステクノロジーズ社内で開催されているWebセミナーの講師にも挑戦し、「無線」の基礎知識についてお話しをさせてもらいました。自分自身の知識を整理することにもつながりましたし、専門知識をわかりやすく伝えるスキルが磨かれたと感じます。
将来的には、ITコンサルタントのような業務も視野に入れています。企業の従業員規模に応じた回線の選び方や基幹システムの提案、セキュリティ対策など、今の業務を着実にこなしていけば、決して夢ではありません。できることの幅が広げられたら、今よりもっとエンジニアの仕事が面白くなると思います。
取材日:2024年4月25日
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