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「知りたいからやってみる」。その繰り返しの先で見つけた、自分らしい仕事とは

星さんメイン画像

自分はこの先、どんなエンジニアになっていきたいか? 30代になると、将来のキャリアについて悩み考える時間も、これまで以上に増えてくるのではないでしょうか。今回は、皆さんがこれまでのキャリアを振り返り、将来を考える際の気付きやヒントとなるような、先輩エンジニアへのインタビューをお届けします。

今回登場するのは、電気系エンジニアとして経験を積み、40代目前にしてIT開発の道に進んだ星。これまでのキャリアとこれからの展望について、話を聞きました。

電源装置メーカー勤務
入社9年目
星 大介 Tomoyuki Hoshi

39歳※。2014年入社。2020年より電源装置メーカーに就業し電気設計・評価を経験後、2023年1月よりIT開発部門に異動。現在は、電源装置のシステム開発を担当。2022年度ビーネックステクノロジーズ社内表彰にて優秀賞を受賞。
※2023年5月時点

― まず、星さんの前職について教えてください。

星:もともとPCに触れることが好きだったので、20代の約10年間はPCパーツ販売会社で販売や修理をしていたんです。その頃から、PCはどのように動いているのか、どういうパーツを付けたらより早く動くのかといった、“仕組み”に対する探求心が生まれてきました。

一方で、恥ずかしながら、将来のことはまったく考えていませんでしたね。当時の会社を離れ、ビーネックステクノロジーズのエンジニアという仕事を選んだのも、趣味がモータースポーツだったので「あの車の開発や実験に関われたらいいな」くらいの理由だったんです。

常に疑問を持ち、より良い方法を探し求めてきた

― 当社では、エンジニアとしてどんな業務を経験してきましたか?

星:1社目は、医療用機器メーカーでX線装置の信頼性評価を担当しました。右も左もわからない中でのスタートでしたが、ここで出会った配属先上司の存在がとても大きくて。厳しいながらも、ビジネスマナーから「開発者とは何か」といったエンジニアとしての心構えまで、ものすごく熱心に教えてくださったんです。その方がいなかったら、今の自分はここにいないと思いますね。

2社目は自動車部品メーカーで、燃料タンクの耐久や強度などの性能評価に従事。

3社目である現在の就業先では、電源装置の電気設計や品質評価を担当していましたが、2023年1月付でIT開発の部署に異動となりました。

― どのようなきっかけで、IT開発に挑戦することになったのでしょうか。

星:きっかけは、新しくクラウドツールが導入されたことでした。例えば、ファイルの共有方法でも、サーバーからクラウド管理に変えるだけで、共同編集ができるようになり業務がぐっと効率的になりますよね。就業先の皆さんの業務効率化のため、少しでも力になれればと、ツールの導入前から調べては試してみるを繰り返し、理解を深めていきました。

そこで「こんなこともできますよ」と、より良い使い方を率先して発信していたところ、「星さんってそういう方面に詳しい人なんだ」というイメージを持っていただけたようなんです。今回、電源装置の新プロジェクトが本格的に始まるにあたり、システム開発メンバーの一員として正式に声をかけていただいたときは、嬉しかったですね。これまでの業務で身に付けてきた電源装置の知識も活かしながら、現在はシステムの細かい仕様を検討中です。

「知りたいからやってみる」の繰り返しが、自分のキャリアを形づくる

― まもなく40代を迎えようとしていますが、この先のキャリアについてどのように考えていますか?

星:まず、「知りたいからやってみよう」という姿勢は大切にしていますね。気になったことはひたすら調べて、試して、答えを出すというやり方が、今につながっているのだと思いますし、結果として電気設計からIT開発へと、新たな道を切り開くこともできました。

当社のWebセミナー(社内勉強会)講師に手を挙げたのも、そうした姿勢から生まれた行動です。私が講師としてWordやExcelの便利な機能や使い方を、参加いただいたエンジニアと共有する場ですが、参加者の意見から多くの気付きを得られていて、私自身にとっても学びの場となっています。

きっと、40代、50代と年齢を重ねても、「知りたいからやってみよう」という気持ちが自分の原動力となり続けてくれるのではないでしょうか。今は、エンジニアとしてのこれからの自分が楽しみですね。

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