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やりたいことを探し続けて。6社目で見つけた「研究」という道。

現在、自動車部品メーカーで研究開発に取り組む市川さん。ビーネックステクノロジーズ入社後、6社を通じてさまざまなキャリアを歩む中でようやく見つけた「やりたいこと」とは。現在の仕事にたどり着くまでの道のりや研究職ならではのやりがいについて、詳しく話を聞きました。

自動車部品メーカー勤務
入社9年目(※)
市川 潤 JUN ICHIKAWA
2015年入社。5社の就業先を経て、現在の就業先である自動車部品メーカーへ。クラッチに使用される摩擦材の研究開発に日々取り組んでいる。
※2024年3時月点

派遣という形で探し続けた「本当にやりたいこと」。

ビーネックステクノロジーズ(以下、当社)に入社してから9年。これまでに、6社の就業先を経験してきました。「派遣」という働き方を選んだのは、仕事をしながら自分のやりたいことを見つけるため。当社なら幅広い業界・職種に挑戦できることに魅力を感じ、入社を決めました。

入社後は「まずは、何でも挑戦してみよう」という気持ちで、複数の就業先を経験。いずれも自動車関連の就業先で、部品の生産準備や車両の衝突実験、品質保証など、さまざまな仕事を学ぶことができました。ある就業先で覚えた機器のスキルが、数年後、まったく別の仕事で活きてくるということもあり、エンジニアとして幅広いキャリアを積むことができたと思います。

その中でも「このスキルを究めてみたい」と感じたのが、部品の不具合の原因を突き止める、“品質保証の分析・解析”の仕事です。今思えば、大学時代も物質生命科学科で、研究や課題に対して集中して取り組むことが得意だったんです。10時間ずっと没頭するということも…。その点、分析や解析は、自分に合っていたのだと思います。

知識を総動員し、答えを見つけ出す仕事。

※画像はイメージです。

今私が取り組んでいるのは、自動車のクラッチに使用される摩擦材の研究開発です。クラッチとは、自動車やバイクのパーツの1つで、摩擦力によってエンジンの動力を車輪に伝える機能があるのですが、そこに欠かせないのが摩擦材ですね。摩擦材には特殊な紙が使われていて、SEM(走査電子顕微鏡)などさまざまな機器を駆使して紙の素材を分析し、製品の改良に役立てる。それが私の仕事です。

業務の主な流れは、まずグループ内のメンバーから依頼を受け、摩擦材のサンプルの品質をテストし、問題なく量産できるかをチェックします。もし不具合が見つかった場合は、その原因究明も行います。日によっては、一日中電子顕微鏡で観察して元素分析を行っていることもありますね。

この仕事は「エンジニア」というよりも「研究者」に近いのかもしれません。例えば、あるサンプルに対して「紙がこんなに毛羽立っているのはなぜだろう?」という問いが生まれたら、すでにあるデータと照らし合わせることで「ここに付着している物質が原因かもしれない」といった仮説が立てられます。そうやって、素材や材料とじっくり向き合い、自分の知識を総動員して答えを見つけ出すのは、研究職ならではの楽しさではないでしょうか。

「研究」こそが、自分のやりたいことだった。

振り返れば、これまで私が経験してきたのは、広い意味で「モノづくり」の仕事ばかりでした。でも、自分が本当に好きなのは、分析や解析といった「研究」だったのだと気付くことができたんです。「派遣という形でさまざまな仕事を経験してみる」という選択は、きっと間違っていなかったんですよね。

今取り組んでいる研究はまだ始めて7カ月なので、今は「この仕事をずっと続けていきたい」という思いが大きいです。周りにいる経験豊富な先輩方からも日々学びながら、まずは知識とスキルを磨いていきたいと思います。

取材日:2024年2月7日


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