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組込みエンジニアの転職戦略|主な仕事内容や必要なスキル・キャリアパスを紹介

組込みエンジニアの仕事内容は?」「組込みエンジニアにはどんなスキルが必要?」「転職を成功させるポイントは?」このようなお悩みを感じてはいませんか。

組込みエンジニアは、自動車や家電製品・産業用ロボットなどに搭載している制御システムを開発する仕事です。組込みシステムは幅広い製品に使われているため、AIやIoTの開発が進めば、さらに需要は高まると予想されます。

しかし、具体的にどのような仕事に取り組むのか知りたい人もいるでしょう。この記事では、組込みエンジニアの仕事内容や必要なスキル・転職を成功させるポイントについて解説します。

組込みエンジニアに興味がある人は、この記事を参考に、実際の求人も見てみてください。

目次

  1. 組込みエンジニアとは
  2. 組込みエンジニアの仕事データ
  3. 組込みエンジニアのおすすめ求人
  4. │組込みエンジニアの主な仕事内容
  5. │組込みエンジニアの市場動向と将来性
  6. │組込みエンジニアの転職におすすめの5つの業界
  7. │組込みエンジニアの転職に必要な5つのスキル
  8. │組込みエンジニアが使用する4つのプログラミング言語
  9. │組込みエンジニアの転職を成功させる3つのポイント
  10. 組込みエンジニアに向いている人の3つの特徴
  11. │組込みエンジニアの年収例
  12. │組込みエンジニアからのキャリアパス
  13. │組込みエンジニアの主な職種と仕事内容
  14. │NEXT ENGINEERで組込みエンジニアの転職を成功させましょう

組込みエンジニアとは

組込みエンジニアとは、家電や自動車・医療機器・産業用ロボットなどに搭載されている、コンピュータシステムやアプリケーションの設計・開発を担当する仕事です。

ソフトウェアを作るだけでなく、機器の動作を制御するためのシステム設計やテスト・品質管理まで幅広い工程に携わります。組込みシステムの具体例は、以下のとおりです。

  • 洗濯機の動作制御
  • エアコンの温度調整
  • スマートフォンの顔認証
  • 自動車の自動運転

組込みシステムには、センサー情報をもとにモーターを制御するプログラムを組み込む、マイコンと呼ばれる小型コンピューターが搭載されているのも特徴です。

IoTやAI技術の進化により、組込みシステムは高度化しており、今後も組込みエンジニアの専門性と需要は高まっていくでしょう。

組込みエンジニアの仕事データ

年収例

経験18年
739万円

(月給48万+残業手当+賞与年2回)

経験10年
636万円

(月給41万+残業手当+賞与年2回)

経験6年
518万円

(月給33万+残業手当+賞与年2回)

※残業15h分込

残業・休日

月平均残業時間
9.8時間

残業代100%支給 / ※2023年4月〜2024年3月実績

年間有給休暇取得実績
12.2

※2024年6月期

年間休日
最大125

組込みエンジニアのおすすめ求人

組込みエンジニアの主な仕事内容

組込みエンジニアの主な仕事内容は、以下のとおりです。

  1. ハードウェアの設計
  2. ソフトウェアの設計
  3. プログラミング
  4. デバッグ・テスト

仕事内容の理解を深めることで、転職後の働き方をイメージしやすくなるでしょう。ただし、組込みエンジニアの仕事内容は、業界や分野によっても異なります。

1.ハードウェアの設計

ハードウェア設計では、製品に求められる機能を実現するために、アナログ回路やデジタル回路・電子基板の設計に取り組みます。

また、筐体や部品のレイアウトを決めるメカニカル設計や、ハードウェアとソフトウェアの役割分担を最適化する設計も重要な仕事の1つです。

近年はデジタル化が進んだことで、製品の頭脳となる基盤設計まで担当する機会が増えており、より高度な設計に挑戦する場面も増えていくでしょう。

2.ソフトウェアの設計

ソフトウェア設計は、限られたリソースのなかで、求められる機能やリアルタイム性を実現する工程です。システム全体の構成設計やアプリケーションの詳細設計に取り組み、全体が問題なく動作するために以下のような工夫が求められます。

  • システムアーキテクチャの最適化
  • データベース設計
  • データ処理機能の効率化

ハードウェアとの連携も密接なため、仕様の深い理解も欠かせません。

3.プログラミング

プログラミングは、以下のようなプログラミング言語を活用して、アプリケーションを実装する工程です。

  • C言語
  • C++
  • アセンブリ言語

リアルタイム性やパフォーマンス要件を満たすためには、コードの最適化や効率的なリソース管理が欠かせません。また、ハードウェアを直接制御するデバイスドライバや、システム全体を支えるミドルウェアの開発も求められます。

4.デバッグ・テスト

デバッグ・テストは、ソフトウェアの品質を高めるための工程です。デバッガやトレースツールを駆使して動作を詳細に解析し、開発したプログラムのバグを発見・修正します。

単体テストからシステムテストまでを段階的に進めれば、リアルタイム性やメモリ制約などの組込み特有の課題にも対応できるでしょう。プロジェクトによっては工数の半分以上をデバッグやテストが占めることもあります。

組込みエンジニアの市場動向と将来性

労働人口が減少している背景もあり、人手に頼らない機械の開発をする組込みソフトウェアの需要が高まっています。

自動車や家電製品・工作機械など、幅広い製品にソフトウェアが組み込まれるようになっているのが特徴です。また、IoTやAI技術の発展に伴い、新しいソフトウェアの開発も求められています。

組込みエンジニアは、さまざまな分野の知識と高度な技術が必要とされるため、優秀な人材の確保が欠かせません。特に、家電や自動車・医療業界ではIoT化が進んでおり、今後さらに組込みエンジニアの需要が高まると予想されています。

組込みエンジニアの転職におすすめの5つの業界

組込みエンジニアの転職におすすめの業界は、以下のとおりです。

  1. 家電業界
  2. 自動車業界
  3. 医療業界
  4. 製造業界
  5. 航空・宇宙業界

自分のスキルや経験を活かせる業界を選ぶことで、転職後も活躍しやすくなるでしょう。

1.家電業界

家電業界は、IoT家電の普及が進み、エアコンや電子レンジ・テレビ・洗濯機などさまざまな製品で組込み技術の需要が高まっています。センサーや制御機能・通信機能が欠かせないIoT家電は、利便性向上への期待からもニーズは拡大していくでしょう。

また、AIとIoTを組み合わせた高機能家電の開発も活発化しているので、組込みエンジニアとして新たな技術にも挑戦できる環境が整っています。

2.自動車業界

自動車業界では、予防安全システムや自動運転技術の進展により、車載組込みシステムの需要が拡大しています。

エンジンや車体制御・快適性向上システム・情報通信システムなど、さまざまなコンピューターが搭載されているので、制御システム開発に組込みエンジニアは欠かせません。

新たな技術への対応力や専門性が求められる一方で、キャリアアップやスキルアップも期待できます。

3.医療業界

医療機器のIoT化が進む医療業界では、遠隔治療や健康状態のチェックが可能な機器の開発が加速しています。レントゲンやMRIなどの高度な診断装置にも、組込み技術の活用が欠かせません。

医療現場のニーズに応えるためにも、組込みエンジニアが活躍できる領域は拡大傾向にあります。

4.製造業界

製造業界では、工業用ロボットの市場拡大に伴い、組込みエンジニアの需要が拡大しているのが特徴です。発電所や水道施設・工場などで使われる産業機器のIoT化が進み、機器の故障予兆を検知する予知保全のような新たな技術革新が進んでいます。

Industry4.0*の流れを受け、IoTやAIを活用した大規模な産業改革が広がっているので、AIやIoTに関する知見をもつ組込みエンジニアは重宝されやすいでしょう。

*Industry4.0:現代の製造業におけるIoTやAIなどを用いた技術革新「第四次産業革命」を指す

5.航空・宇宙業界

航空・宇宙業界では、飛行機や人工衛星・ロケットに搭載されるコンピューターやシステムの開発などの先端技術に挑戦できます。日本は航空輸送の重要性が高いため、今後も安定した需要が見込まれるでしょう。

また、衛星やロケット向けの組込みシステム開発にも携われるので、グローバルな視点でスケールの大きい仕事に関われるのも魅力の1つです。

組込みエンジニアの転職に必要な5つのスキル

組込みエンジニアに転職する際には、以下の5つのスキルが必要です。

  1. プログラミングスキル
  2. ハードウェアの知識
  3. ソフトウェアの知識
  4. AIやIoTに関する知識
  5. コミュニケーションスキル

さまざまなスキルが求められるため、幅広い知識を身に付ける必要があります。

1.プログラミングスキル

組込みエンジニアには、ソフトウェア開発で幅広く使用されているC言語やC++のプログラミングスキルが求められます。

以前は重要性が高かったアセンブラ言語は、現在ではメモリ処理の最適化や高速化の観点から部分的にしか使われていません。ただし、今後も必要な場合はあるので、知識としてもっておくと良いでしょう。

プログラミングスキルは、組込みエンジニアの必須条件とされているので、一定のスキルを身に付けておく必要があります。

2.ハードウェアの知識

機械に組み込まれるコンピュータの設計や開発に携わるため、電子機器や家電製品、産業機械、産業用ロボットなどのハードウェアに関する知識も重要です。

プロジェクトによっては、ハードウェアの回路図面をもとに、設計を進めなければなりません。そのため、回路図面を理解する力やモジュールに関する知識も必要です。

アナログ回路やデジタル回路、基板製造技術など幅広く知見を身に付けましょう。

3.ソフトウェアの知識

ソフトウェアに関する幅広い知識が求められますが、特に以下のスキルが重要です。

  • 決められた期限内にタスク処理を行うリアルタイムOS(RTOS)
  • システム設計や開発の難易度を下げるLinuxOS

そのほかに、組込みエンジニアに必要なスキルとしては、最小限のリソースで最大限の性能を発揮する、システムオンチップレベルのソフトウェア最適化も挙げられます。

また、組込みシステムはバグや障害を特定するのが難しいため、優れたデバッギングスキルも欠かせません。

4.AIやIoTに関する知識

昨今では、iPhoneのSiriや自動運転技術などの分野で、組込みシステムのAI搭載が進んでいます。

そのため、機械学習やディープラーニングなど、AIに関する幅広い知識が求められるようになってきたのが特徴です。たとえば、製造業では、機械学習を活用した設備保全が普及し始め、製造ラインのオートメーション化が進んできました。

家電業界や医療業界、自動車業界を中心にIoT技術の導入も進んでいるので、今後はAIやIoT技術に関する知識やスキルが一層求められるようになるでしょう。

5.コミュニケーションスキル

組込みエンジニアの仕事は、複数人のチームで行う場合がほとんどです。優れた技術力だけでなく、チームで成果を上げるためには、円滑なコミュニケーションスキルが欠かせません。

メンバー同士での情報共有や意思疎通だけでなく、クライアントやハードウェア、アプリケーションの担当者とも仕様や要件について、齟齬がないかを確認する必要があります。

プロジェクトを円滑に進めるためには、技術的な知識をわかりやすく伝え、相手の意図を正しく汲み取れるコミュニケーションスキルが重要です。

組込みエンジニアが使用する4つのプログラミング言語

組込みエンジニアが主に使用するプログラミング言語は、以下の4つです。

  1. C言語
  2. C++
  3. Java
  4. アセンブリ

組込みエンジニアへの転職を検討している人は、よく使用するプログラミング言語を習得しておきましょう。

1.C言語

ほとんどの組込みシステム開発に使用されるプログラミング言語がC言語です。

C言語はプログラミング言語の基礎でもあり、AndroidやiOSなどの主要OSの開発にも多用されています。C言語の特徴は以下のとおりです。

  • 限られたコスト内でのシステム開発に適している
  • 汎用性が高い
  • 動作速度が速く、安定している

また、ハードウェアに近い部分を直接制御できる低水準言語の特徴をもっています。

2.C++

C++は、C言語から派生したプログラミング言語で、オブジェクト指向が取り入れられています。C言語との互換性があるため、C言語の知識があればC++を身に付けやすいでしょう。

また、比較的自由度が高い言語なので、AIやゲーム開発などの分野でも使用されることがあります。組込みシステムが高度化しているため、C++の活用範囲も広がっています。

3.Java

Javaはスマートフォンやタブレットなどの製品開発にもよく活用されています。

Javaのコードは再利用性が高いので、デバイス間での移植性にも優れています。そのほかの特徴は以下のとおりです。

  • 汎用性が高く、実績が豊富
  • JVM(Java仮想マシン)によるマルチプラットフォーム対応
  • フレームワーク
  • APIを始めとする充実したツール群
  • オブジェクト指向

一方で、C言語と比べると処理速度が遅いため、高速動作が求められる組込みシステムにはあまり使用されません。Java ME(Micro Edition)を組込みプログラム向けに提供し、IoTを含めた開発にも利用されています。

4.アセンブリ

アセンブリ言語は、機械語に近い低水準の言語です。一般的に、組込みシステムでの使用頻度は低いものの、特定の場面で重要な役割を果たします。

たとえば、C言語やC++では最適な制御ができない場合に、コンパイラの最適化機能に制約があり、より詳細な制御が可能になるアセンブリ言語が活用されます。

そのため、メモリ管理の最適化やデバイスドライバなど、ハードウェアを直接操作する必要がある部分において、使用されることが多いです。

限られた領域ではありますが、アセンブリ言語の知識も組込みエンジニアとしてもっておくと良いでしょう。

組込みエンジニアの転職を成功させる3つのポイント

組込みエンジニアの転職を成功させるには、以下の3つのポイントを押さえるのが重要です。

  1. 転職理由を明確にする
  2. スキルや知識をアピールできる資格を取得する
  3. 組込みエンジニアに強い転職サイトを利用する

ポイントを押さえることで、希望する企業への転職を叶えやすくなるでしょう。

1.転職理由を明確にする

転職を成功させるには、転職理由を明確にしておくことが重要です。転職理由を明確にすることで、希望する企業の条件を絞りやすくなります。

ネガティブな理由で転職を考えている場合は、ポジティブな理由も用意しておきましょう。面接官に前向きな印象を与え、新しい職場で働く姿をイメージしてもらえるようになります。

また、異なる業界や職種から転職を希望する場合は、どのようなスキルが活かせるのかもあわせてアピールするのがおすすめです。

2.スキルや知識をアピールできる資格を取得する

組込みエンジニアの仕事に活かせる資格を取得することで、スキルや知識をアピールできます。おすすめの資格は以下のとおりです。

資格内容
ETEC(組込み技術者試験制度)・クラス1はミドルレベルの知識を証明できる
・クラス2は組込みソフトウェア開発者レベル
基本情報技術者試験・ITエンジニアとしての基礎レベルの知識が問われる
エンベデッドシステムスペシャリスト試験・IoTを含む組込みソフトウェアに特化した試験でスキルを証明できる
※参考:一般社団法人組込みシステム技術協会「ETEC(組込み技術者試験制度)
※参考:独立行政法人情報処理推進機構「基本情報技術者試験
※参考:独立行政法人情報処理推進機構「エンベデッドシステムスペシャリスト試験

資格取得をすることで、客観的に能力やスキルを証明できるでしょう。

3.組込みエンジニアに強い転職サイトを利用する

組込みエンジニアとして転職を成功させるには、エンジニアに強い転職サイトを利用するのがおすすめです。一般的な求人サイトでは、組込みエンジニア向けの求人をピンポイントで絞り込めないケースが多く、効率的な情報収集が難しいでしょう。

ビーネックステクノロジーズが運営する「NEXT ENGINEER」なら、全国9,000件以上の機械や電気・IT領域の求人を掲載しています。また、2,000種以上の研修講座や200種以上の資格取得のサポートも用意されているので、スキルアップに挑戦することも可能です。

研修主な内容
C言語マイコン研修             ・約1〜2カ月間のオンライン研修でプログラミング言語の基礎であるC言語が学べる
・C言語の基礎やプログラミング方法から、マイコンキットを用いた制御開発研修で実際にファンを回したり、LEDランプを点灯させたり、実践的な開発に沿った形で学習できる

学習・研修制度の詳細はこちら

組込みエンジニアに向いている人の3つの特徴

組込みエンジニアに向いている人の特徴は、以下の3つです。

  1. ものづくりが好きな人
  2. IoTに興味がある人
  3. 論理的な思考力がある人

当てはまる特徴があれば、転職後も活躍できる可能性があるでしょう。

1.ものづくりが好きな人

自分が設計したシステムで実際に機械を動かせる組込みエンジニアは、ものづくりが好きな人ほど、やりがいや満足感を得やすい傾向にあります。特に、学生時代にロボコンへ参加した経験がある人やプログラミングを趣味とする人は、達成感を得やすいでしょう。

また、組込み分野ではソフトウェアとハードウェアの知識が求められるため、両方に興味をもてる人ほど活躍が期待できます。

2.IoTに興味がある人

IoT技術の発展により、さまざまな製品で組込みシステムの需要が増加していることから、IoTに興味がある人は組込みエンジニアに向いています。

特に、IoT家電やスマートデバイスに興味がある人は、生活を便利にする製品開発に携われるため、やりがいを感じやすいでしょう。IoT化が進むことによって、組込みエンジニアの活躍の場は広がっているので、将来性も期待できます。

3.論理的な思考力がある人

バグやトラブルの原因を特定し、効率良く解決策を導き出すには、論理的な思考力が欠かせません。そのため、組込みエンジニアには、現状を正確に把握し、筋道立てて問題に取り組む力が求められます。

複雑なトラブルに直面した際も、論理的な思考と柔軟な発想力を組み合わせれば、迅速に問題解決へと導けるでしょう。

組込みエンジニアの年収例

ビーネックステクノロジーズにおける組込みエンジニアの年収例は、以下のとおりです。

経験年数年収例内訳
6年518万円月給33万円
+残業手当
+賞与年2回
10年636万円月給41万円
+残業手当
+賞与年2回
18年739万円月給48万円
+残業手当
+賞与年2回
※ビーネックステクノロジーズの年収例です。
※上記は、残業15時間分を含みます。年収例は一例であり経験やスキルにより異なります。

スキルや経験に応じて、高度な作業をできるようになれば、年収がアップしやすい傾向にあります。

組込みエンジニアからのキャリアパス

組込みエンジニアのキャリアパスは以下のとおりです。

  1. 回路設計エンジニア
  2. IoTエンジニア
  3. ソフトウェアエンジニア
  4. システムアーキテクト
  5. フルスタックエンジニア

組込みエンジニアは、幅広い知識やスキルをもつため、さまざまなキャリアを選択できます。

1.回路設計エンジニア

回路設計エンジニアは、テレビやスマートフォン・コンピューターなどのさまざまな電子機器に搭載されている回路を設計する仕事です。デジタル回路やアナログ回路など、製品の用途に合わせた最適な回路設計をします。

回路設計エンジニアの年収例は、以下のとおりです。

経験年数年収例内訳
16年763万円月給50万円
+残業手当
+賞与年2回
24年837万円月給55万円
+残業手当
+賞与年2回
26年910万円月給60万円
+残業手当
+賞与年2回
※ビーネックステクノロジーズの年収例です。
※上記は、残業15時間分を含みます。年収例は一例であり経験やスキルにより異なります。

回路図面をもとに設計をすることもある組込みエンジニアの経験は、回路設計エンジニアとしても活かしやすいでしょう。

以下の記事では、回路設計エンジニアへの転職について紹介しています。興味がある人は、ぜひご覧ください。

関連記事:回路設計エンジニアの転職が難しい4つの理由|成功のポイントやおすすめの資格を紹介

2.IoTエンジニア

IoTエンジニアは、IoTデバイスや制御システム・必要なネットワークなどの設計や開発をする仕事です。

IoTデバイスを動作させるには内部にコンピュータを搭載する必要があるため、組込みエンジニアのスキルや経験を活かせます。

C言語や組込みOSの知識を活用できれば、IoTデバイスの開発でも活躍しやすいでしょう。

3.ソフトウェアエンジニア

ソフトウェアエンジニアは、スマートフォンやタブレット・パソコンなどの、デバイスにインストールされるソフトウェアの開発に携わります。

アプリケーションソフトの開発だけでなく、デバイス自体を制御するためのソフトウェア開発も仕事の1つです。

また、ソフトウェアエンジニアは要件定義から設計、実装、保守・運用といったソフトウェア開発の上流から下流までを広く担当します。

そのため、特定領域の専門知識だけでなく、ソフトウェアの全体像を理解し、幅広い技術に精通していなければなりません。

高度なプログラミングスキルが求められるため、組込みエンジニアとして培ってきたプログラミング力を十分に発揮できるでしょう。

4.システムアーキテクト

システムアーキテクトは、システム開発における分析や設計など、上流工程を担当する仕事です。プログラマーやシステムエンジニアの上級職と位置付けられています。

クライアントにヒアリングをしたり、ニーズを踏まえたシステム設計をしたりするのが主な業務です。

技術的な側面だけでなく、ニーズに沿った最適なシステムを提案する力が求められるでしょう。また、開発プロジェクト全体の管理運営もします。

組込みエンジニアとして、クライアントのニーズにマッチしたシステムを身に付けておくのがおすすめです。

5.フルスタックエンジニア

フルスタックエンジニアとは、一般的に複数人で担当するプロジェクトのすべての工程を1人で行える人材のことです。

幅広い業務に携わるため、高度な技術力とスキルセット、知識が求められます。人件費の削減につながることから、市場価値が高いのも特徴です。

フルスタックエンジニアに挑戦する場合は、専門分野のさらなるスキル向上が欠かせません。

また、未経験の領域についても積極的に学び、スキルを身に付ける必要があります。高い技術力を求められますが、大幅なキャリアアップも期待できるでしょう。

組込みエンジニアの主な職種と仕事内容

組込みエンジニアの主な職種は、以下のとおりです。

  • 組込みエンジニア-実験・評価
  • 組込みエンジニア-制御開発

職種ごとの仕事内容を理解することで、転職後のミスマッチを防げるでしょう。

組込みエンジニア-実験・評価

実験・評価は、販売前の自動車やロボット・家電製品などの機能や安全性に問題がないかを検証する仕事です。製品の品質と信頼性を守るために、設計者が求める性能や機能を満たしているか評価計画を立て、テストを実施します。

設計チームへ計測結果をフィードバックし、合格基準を満たすまでテストを繰り返さなければなりません。

以下の記事では、実験・評価の仕事内容や求められるスキルについて紹介しています。

関連記事:実験・評価エンジニアの仕事内容|求められるスキルや将来性も解説

組込みエンジニア-制御開発

制御開発は、ロボットや家電・自動車・医療機器などに搭載される制御システムの設計・開発を担う仕事です。サーバー上のシステム開発とは異なり、実際の機器の動作と連動する制御ロジックを構築しなければなりません。

基本設計から詳細設計、プログラミングまでを段階的に進め、設計書を作成しながら精度の高い開発を目指します。

以下の記事では、制御開発の仕事内容や求められるスキルについて紹介しています。

関連記事:制御系・組込み系エンジニアの違いとは?仕事内容や将来性、必要なスキルについて紹介

NEXT ENGINEERで組込みエンジニアの転職を成功させましょう

組込みエンジニアは、家電製品や自動車・産業用ロボットなどに組み込まれるコンピューターシステムの設計・開発をする仕事です。

ハードウェアの設計からプログラミングまで、幅広い領域に携わるため、さまざまな知識が求められます。特に、プログラミングスキルは欠かせないので、C言語やC++などの言語を身に付けておくと良いでしょう。

ビーネックステクノロジーズは、2,000種以上の研修講座と200種以上の資格取得サポートをしているため、継続的なスキルアップに挑戦できます。

また、機械や電気、IT領域を中心に全国9,000件以上の求人を掲載しており、大手メーカーを中心に1,090社と取引実績があるのも特徴です。興味がある方は、以下から組込みエンジニアの求人を確認してみてください。


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