世界に1つしかないコンセプトカー開発。「やりたいこと」を求めて、配属先企業への移籍を実現。

配属先企業でコンセプトカーの組込みシステム開発に携わる森田さん。自身が最も大切にしている想いは「諦めない挑戦心」。そう語る森田さんに、入社の経緯や移籍に対する考え方について、話を伺いました。

大手工業製品メーカー勤務
入社3年目
森田 健斗　Kento Morita

2023年入社。展示会などに出展されるコンセプトカーに搭載される、電装部品の組込み開発設計を担当。2025年夏には同社への移籍が決定している。
※2025年4月時点

｜自分がやりたいこと、そして進む道を選べる会社はここだけだった。

もともと、モノづくりにはあまり興味がなかったんです。ただ、私は物事を好き嫌いでは判断しない性格で、まずやってみて面白いと思ったら、そこからとことん追求していくタイプ。この性格がエンジニアの仕事にもつながりました。

大学の就職活動では、自分が成長できるような職場を選ぼうと考えていました。とことん追求するのが好きな私にとって、エンジニアの仕事が向いているだろうとは考えていましたが、エンジニアと言っても幅がとても広くて。IT系が良いのか機械系が良いのかすら、はっきりとしていなかったんです。

ビーネックステクノロジーズと出会ったのはそんなときでした。幅広い分野のプロジェクトがあり、その中から自分の向いていること、やりたいことが見つけられると感じたことに加え、就業先企業への移籍を推奨していることも魅力に感じました。もし就業先で本当に自分のやりたいことが見つけられたら、その会社のために全力で貢献したいと考えていました。そんな私にとって、エンジニア派遣会社で移籍制度を明確にうたっていた当社はとても魅力的だったんです。

｜ここにあった、「本当に自分がやりたいこと」。

新卒入社後配属されたのは、自動車を中心とした工業製品の開発を行う企業。コンセプトカー向け電装部品の組込み開発設計を担当してきました。コンセプトカーは、まだ実現できていない機能やデザイン、乗り心地を発信することが目的ですから、人の体温や動きを検知してLEDライトを調節したり、カーナビのディスプレイ自動的に動かしたりと、さまざまな機能を搭載させるんです。入社してすぐは、電装部品向けのシステムを組むところから始まりましたが、今ではLED調光機などの制御ボックスそのものを設計してプログラミングを行い、組み立てるところまで手掛けています。

入社2年目に、ある展示会に出展するコンセプトカーの案件を担当したことが、転機になりました。「クルマ1台分のハードウェアの制御設計をすべてやってほしい」というのが上司からの依頼。スケジュールもタイトでしたし、クライアントの担当者もたくさんいて、当然初めてやることばかり。でも信頼を勝ち取るためには、絶対にやってやろうと決意したんです。本当に大変なプロジェクトでしたが、あきらめない限りは、困難なことがあっても、成功に近づいていると思えば失敗にはなりません。苦しいよりも楽しくてやめられないという感覚の方が強かったですね。

無事納期を守って完成したときは、クライアントも自分たちのコンセプトカーが実現したことを見て、とても喜んでくれました。「自分がやりたいことはここにあったのかもしれない」とその時に強く実感できたんです。

｜エンジニアとしての成長が、さらに大きな貢献につながる。

こうしていろいろなプロジェクトに奮闘していたとき、私が自主開発したLED調光機が、大手自動車メーカーに商品として販売されることが決定しました。それをとても喜んでくれている上司を見た時に「自分はこの会社に少しでも影響を与える存在になれるかもしれない」と、ちょっと大袈裟ですが、そう思えたんです。そこで当社の営業担当にも「配属先に移籍したい」という意志を伝えました。配属先企業からも「ぜひ来てほしい」と返答があったときは、とても嬉しかったですね。

今も、多くのエンジニアとコミュニケーションをとりながら、コンセプトカーの開発を通じてエンジニアとして成長するチャンスをもらっています。イチから新しいモノを生み出すことは未知の連続ですが、自分の意見や行動が「これまでにはないもの」に貢献できることには、楽しさもやりがいも感じます。

これからは、幅広いクライアントのニーズにこたえるエンジニアになるために、システムの組み込みだけでなく、アプリ制作のスキルも身に付けたいと思っています。移籍した後も、自分が大切にしている「諦めない挑戦心」をもって、エンジニアとしてさらに貢献していきたいですね。

取材日 2025.3.14

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