フィールドエンジニアは底辺?やめとけと言われる本当の理由、実際の求人も紹介
製造業界ではよく耳にするフィールドエンジニアという職業。多くの人にとってあまり知られていないかもしれません。しかし、テクノロジーの進化とともに、その重要性は高まっています。本記事では、フィールドエンジニアの役割、業界の現状、そして検索すると「底辺」「やめとけ」と見かける理由について解説します。
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目次
|フィールドエンジニアとは
フィールドエンジニアは、自動車、航空機、半導体、産業用ロボット、医療用機器、OA機器などあらゆる業界で活躍している職種です。具体的には、顧客の現場で技術的なサポートを提供する専門職です。彼らは機器や装置の設置、立ち上げ、テスト、メンテナンス、トラブルシューティングを行う機械のドクター。製造業界になくてならない存在です。
| 業務内容 | 説明 |
| 機器の設置と設定 | 新しい機器やシステムを顧客の施設に設置し、正しく動作するように設定します。 |
| メンテナンスと修理 | 機械や装置の性能を維持するため、定期的な点検・清掃・部品交換を実施します。 故障を未然に防ぐメンテナンス作業が必要となります。 |
| トラブルシューティング | 機械的、電気的、ソフトウェアまで機械や装置に技術的な問題が発生した際に、原因を早期に特定し、復旧作業を行います。 |
| 顧客サポート・改善提案 | 新規機械や装置の納品時には操作説明を行います。 また性能向上のための改善提案も行い最適なソリューションを提供するのが役割です。 |
このように、フィールドエンジニアは顧客との直接的な接点をもち、企業の信頼性を高める重要な役割を果たしています。
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|フィールドエンジニアの現状
フィールドエンジニアの需要は高まっていますが、業界全体の労働条件や給与水準にはばらつきがあります。特に、未経験のエンジニアは、初任給も低い傾向で長時間労働になるケースもあります。これが「底辺」とされる一因かもしれません。
|フィールドエンジニア業界のトレンド
最近のテクノロジーの進化により、フィールドエンジニアの役割も変化しています。特に、IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)の導入が進む中で、エンジニアには新しいスキルが求められています。これにより、スキルアップや専門性の向上が、キャリアの選択肢を広げる鍵となります。
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|フィールドエンジニアがやめとけと言われる理由7選

インターネットで検索した際にフィールドエンジニアが「やめとけ」や「底辺」言われる理由を7つ紹介します。
| 理由 | 説明 |
| 出張・休日出勤が多い | 納めた装置や機器にトラブルが発生すると休日出勤や出張が伴います。 そのため家庭やプライベートとの両立が難しい職業と感じる人も少なくありません。一方でフィールドエンジニアにしか解決できない問題も多く機械や装置が早期に復旧した際には、現場から感謝の声をいただき大きな達成感と、やりがいを感じることの多いでしょう。 |
| 認知度が低い | フィールドエンジニアの認知度は低い傾向にあります。 エンジニアはITと思う方が多いため、そもそもの仕事理解がされていない点がネガティブなイメージにつながっている可能性があります。 |
| 体力的な負担 | 時には5メートルほどの装置を扱うこともあります。 扱う装置や機器によっては肉体的負担も大きくなるでしょう。一方で大きな装置の場合、業務を1人で行うことはありません。 1人では解決困難なトラブルが発生した場合、チーム全員で情報共有し、協力して問題解決にあたります。このチームで課題を乗り越えた達成感も大きなモチベーションとなるでしょう。 |
| 技術の進化するスピードが速い | テクノロジーの進化が速く、新しい技術や資格を学び続ける必要があります。 主にAI、IoTといったデジタル技術の導入による業務効率化やDXなど日々知識をアップデートしていくことが求められるため、好奇心旺盛な方には向いていると言えるでしょう。 |
| キャリアアップが見えにくい | フィールドエンジニアの仕事は、AIで代用が効かずこの先もなくならない仕事ですが、キャリアアップが見えにくい傾向があります。 しかし実際はリーダーやマネージャーなどのポジションによって任せられる業務内容や裁量が大きく異なります。 |
| 現場環境の厳しさ | 屋外や危険な場所での作業もあり、悪天候や危険な状況で作業を強いられることもあります。 |
| 臨機応変さが必要 | フィールドエンジニアと一言でいっても扱う機械、装置は顧客によってまったく異なります。また顧客によって製品を導入している環境が異なっている上、作業時間が限られていたり、必要な情報がそろわなかったりするケースもあります。 どんな状況でも、落ち着いて臨機応変に対応できる人はフィールドエンジニアに向いていると言えるでしょう。 |
|フィールドエンジニアとしての成功するためのヒント
フィールドエンジニアとして成功するためには、以下のポイントを意識することが重要です。
| 成功のポイント | 説明 |
| スキルアップ | 先端の技術やトレンドに常に目を向け、必要な資格を取得することで市場価値を高めます。 |
| ネットワーキング | 業界内での人脈を築くことで、情報を得たり、キャリアの機会を広げたりすることができます。 |
| 自己ブランディング | 自分の強みや専門性などポートフォリオを明確にし、他者との差別化を図ります。 |
フィールドエンジニアの職業は、決して「やめとけ」「底辺」という職業ではありません。テクノロジーの進化とともに、その役割はますます重要になっています。自身のキャリアを見つめ直し、次のステップに向けて具体的なアクションを起こしスキルを磨くことで、フィールドエンジニアとしての未来は明るいものになるでしょう。実際の求人も紹介しますので、参考にしてみてください。
|フィールドエンジニア実際の求人5選
フィールドエンジニアの実際の求人を5つ紹介します。
●半導体製造装置のフィールドエンジニア
半導体洗浄装置の組み立てからメンテナンスまであり、2週間ほどの海外出張もあります。
<具体的には>
・組み立て・調整
・据え付け、立ち上げ
・メンテナンス、顧客との打ち合わせ
・テクニカルサポート
●光学式検査装置のフィールドエンジニア
国外企業への光学式検査装置のセットアップ・メンテナンス業務をご担当いただきます。
<具体的には>
・クリーンルーム内での手順書を確認しながらの組み立て
・配線調整、装置の微調整と校正
・機器復旧 ※国外出張あり
●自動車部品検査装置のフィールドエンジニア
<具体的には>
・現場での組み立て、機械調整
・据付、立ち上げ
・メンテナンス
・技術サポート
●電源装置のフィールドエンジニア
<具体的には>
・機器のメンテナンス、納入、据え付け、現地での試験業務を行っていただきます。
・計測機器や電源機器のメンテナンス作業
・新規機器の納入および据え付け
・現地での試験業務および性能確認
・機器のトラブルシューティング
・顧客への使用方法や操作説明
●医療用機器のフィールドエンジニア
病院や研究所向けの医療用機器のフィールドエンジニア業務です。
<具体的には>
・医療用機器の設置業務
・機器メンテナンス、ネットワーク構築 ・折衝
・各種資料作成
|NEXT ENGINEERでフィールドエンジニアの転職を成功させよう
フィールドエンジニアは、テクノロジーの進化に伴い、ますます重要な役割を担う職業です。彼らは自動車、航空機、半導体など多岐にわたる分野で、顧客の現場で技術的サポートを提供します。確かに「底辺」とされることもありますが、その実態は異なります。フィールドエンジニアは、機器の設置やメンテナンス、トラブルシューティングを通じて、顧客から感謝される瞬間に大きな達成感を得ることができます。また、チームでの協力や新技術の習得を通じて、スキルを磨き続けることができるため、成長を実感できる職業でもあります。フィールドエンジニアは、単なる作業者ではなく、企業の信頼性を高める重要な存在であり、やりがいを感じながらキャリアを築くことが可能です。
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