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インタビュー
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就業先企業インタビュー ジャパン マリンユナイテッド株式会社様

【企業概要】
神奈川県横浜市西区に本社を置く造船会社。100年以上の歴史を持つ4つの会社の造船部門の再編を経て2013年に設立された、造船業界のフラッグシップカンパニーです。
造船業は、海上物流という形で人々の生活の安定と経済活動を支え、安全保障においても重要な産業。同社は直近10年間で350隻、母体となった会社の時代を含めると4,500隻を超える商船、艦艇、特殊船舶を製造し、造船に関する高い技術・知見を有しています。

ジャパン マリンユナイテッド株式会社
横浜事業所 艦船技術部 機装設計グループ
グループ長 井上 修様

―井上様のグループがどのようなお仕事をされているのか教えてください。

当グループは船舶の機装設計を担当しています。機装設計というのは機関室(エンジンルーム)の配置や配管系統など推進プラントの設計を指し、船を推進させる動力となる主機関やプロペラ、軸、ポンプ並びに、ボイラ、造水装置、熱交換器などの機器を船主様の要求仕様に合うよう検討しながら設計していきます。

担当するのは、海上保安庁・水産庁・気象庁向けの「官公庁船」のほか、海上自衛隊向けの「艦艇」です。

―貴社では派遣エンジニアが多く活躍されているのですか?

当部全体では数百名の社員がおり、その1/3弱が派遣エンジニアの方々です。派遣エンジニアは、当社の事業において欠かせません。
ビーネックステクノロジーズからもたくさん来ていただいています。当グループで就業しているのは2名です。

1人は氏井さんといって、「艦艇チーム」で業務していただいており、もう1人の山田さんは「官公庁船チーム」で、設計サポートに当たっていただいています。

―派遣エンジニアを活用する目的、メリットを教えて下さい。

官公庁船や艦艇の建造計画において、リソース不足をカバーするためには、派遣エンジニアの方は、なくてはならない存在です。

官公庁船では、リプレースする船が増え、近隣諸国の動向や安全保障の観点から船舶の建造計画が増えてきています。ただし、この波が継続するかはわかりませんので、派遣エンジニアの方々に入っていただくと、大変ありがたく助かっています。

―機電業界に限らず、あらゆる産業で人手不足が叫ばれています。未経験で設計業務に挑戦する派遣エンジニアの受け止め方は?

未経験で設計業務に挑戦することについては、あまり問題ではありません。そもそも船舶の設計は特殊な世界で、経験者などまずいないことが前提だからです。大事なのは、未経験の方をどう育成するか。受け入れる我々企業側の取組みが重要だと認識しています。

ビーネックステクノロジーズの方ではないのですが、1年前に元派遣エンジニアだった2名に契約社員として我社に転籍していただき、この4月に正社員になってもらいました。1人は運送会社で働いていた方で、8年前に「ぜひ設計をやってみたい」と飛び込んできてくれました。

さまざまなことを吸収し、今では一人前の設計担当者になっています。エンジニアには経験の有無よりも、やる気が大切です。正社員になっていただいたお二人が加わったことで、戦力アップとなり、周りの派遣エンジニアの方にも良い刺激になったと思っております。

―当社のエンジニアのご評価を教えて下さい。

「艦艇チーム」の氏井さんは新卒として昨年4月から就業をはじめて1年ほど経ったところです。文系の学生でしたが、エンジニアとして積極的に取り組んでくれています。今は船主様に計画仕様を説明する資料作成をお願いしているのですが、間に合わせるために休日も出勤していただいております。何故、何のためにこの業務をするのか、その意図や必要性を理解してくれているのが伝わってきます。

また、当社が建造した船舶を引渡す前に性能発揮を確認するために「海上試運転」という船に乗る機会があります。2泊3日や3泊4日で海上に出て、船内で寝泊まりして行います。乗船しない方もいるのですが、氏井さんは2度、海上試運転に乗船してくれました。設計業務の先にある実物を目の当たりにすることで、仕事のやりがいや意義を感じてくれたと思います。

エンジニアは社内で図面だけ見ていても成長できません。船主様に説明し、質問を受けることで気づくこともたくさんあります。社員、派遣エンジニアに関わらず、やる気のある若手に、どんどん成長のチャンスを提供するのも私の役割だと考えています。

―当社のエンジニア支援体制についてはいかがでしょうか。

ビーネックステクノロジーズの営業担当の方は、派遣エンジニアのことをよく見てくれていると感じます。よく電話もしているようですね。

ある時、「官公庁船」チームの山田さんが、私事で引っ越しせざるを得なくなったのですが、すぐに営業担当の方が社宅を手配され、本人が安心して勤務できるようにしてくれました。もしかしたら山田さんが辞めてしまうのではないかと危惧していたので、我々にとってもありがたかったです。

エンジニアが一人前になるのは1年、2年では難しく、特に当社のような特殊な業界はそうです。山田さんは参加してからまだ半年と短いのですが、仕事を良く覚え、アウトプットの質とスピードも抜群です。

ですから、上記のようにエンジニアを支えてくれたことで、とても安心できました。

―派遣エンジニアを受け入れる上で、意識されていることがあれば教えて下さい。

素養のある方に来てもらっても、我々企業側が受け入れ態勢を整備しないと、その方を伸ばせません。もちろん本人のやる気も大事ですから、お互いの努力が必要だと思います。

当社であれば、派遣エンジニアの方には基本的に指導役を1人つけています。期間は1年ですが、その後もわからないことがあれば相談に乗るようにしています。派遣の方はわからないことだらけですから当然です。

氏井さんの場合は、先述した今年4月に正社員になった者が指導役を務めました。公私ともに仲良くなったようで、早く職場や仕事に慣れてもらうには良かったのではないかと思います。

山田さんの場合は、多くの先輩社員からさまざまな仕事を教えてもらっています。ただ、それに応えられている山田さんの仕事への理解力に驚いています。

せっかく良いエンジニアでも、途中で挫折させてしまったら損失です。うまく伸ばせるかは受け入れ側の役目ですし、業界全体の課題だと思います。

―本日はありがとうございました。

取材日:2024年4月8日


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