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テストエンジニアはきつい?理由・将来性・向いている人を徹底解説

「テストエンジニアの仕事ってきついの?」
「単純作業ばかりで飽きるって本当?」
「将来性はあるの?」

そんな疑問を感じてはいませんか?

テストエンジニアは、ソフトウェアやシステムの品質を保証するために欠かせない職種であり、バグの発見や改善提案を通じてユーザーに安心して使える製品を提供する役割を担っています。しかし一方で、単調な作業や長時間労働、キャリアアップの難しさなど「きつい」と言われる理由も少なくありません。

この記事では、テストエンジニアがきついと感じる具体的な理由、その対処法、仕事のやりがい、向いている人の特徴、さらには将来性まで詳しく解説します。これからテストエンジニアを目指す方やキャリアに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

テストエンジニアとはどんな仕事?

テストエンジニアは、ソフトウェアやシステムが仕様通りに動作しているかを検証する役割を担います。主な業務は次のとおりです。

  • テスト計画の立案
  • テストケースの作成
  • テスト実行
  • バグ報告
  • 改善提案

バグを発見して修正につなげることで、ユーザーが安心して利用できる製品を提供することが目的です。テスト自動化ツールを導入して効率化を図ったり、探索的テストやセキュリティ検証を行うこともあります。
さらに、クライアントや開発部門とのやり取りを通して品質改善を提案するなど、コミュニケーション能力も求められる仕事です。

テストエンジニアが「きつい」と言われる7つの理由

テストエンジニアの現場では「きつい」「続かない」と感じる方も多く、離職率が高い職種の1つです。その背景には、以下のような要因があります。

  • 単純作業が多く飽きやすい
  • 納期や製品リリースに合わせて労働時間が長くなりやすい
  • スケジュール変更による負担が大きい
  • 開発側との対立やコミュニケーションが難しい
  • キャリアアップしづらく昇給が難しい
  • 裁量権が小さく下流工程扱いされやすい
  • テスト自動化の普及による将来的な不安がある

ここでは、それぞれの理由を詳しく解説します。

単純作業が多く飽きやすい

制御系のテストでは、同じ操作を何度も繰り返す必要があり、単調な作業になりがちです。特に、Excelなどに「テスト完了」と記録するだけの業務が続くと、やりがいを感じにくくなります。
繰り返し作業を苦にしない方には向いていますが、変化のない日々が続くことに退屈を感じる方にはストレスが大きくなります。

納期や製品リリースに合わせて労働時間が長くなりやすい

開発中にバグや不具合が多発すると、修正に時間を取られ、テストの時間を確保することが困難です。その結果、残業や休日出勤が発生しやすくなります。
プロジェクトの納期を守ることが最優先のため、突発的な長時間労働が避けられない場合もあります。品質要求が高まる中で、テスト工程への負担が集中することも要因の一つです。

スケジュール変更による負担が大きい

テスト中にバグが発生すると、作業を一時中断して修正対応を待つ必要があります。その影響で全体のスケジュールが大きく乱れることもあります。
また、仕様変更や修正内容に応じてテスト項目を追加したり、やり直したりすることも多く、計画通りに進まない現場も珍しくありません。特にプロジェクト後半では時間の余裕が少なくなり、プレッシャーを感じることもあるでしょう。

開発側との対立やコミュニケーションが難しい

バグ報告をめぐって開発者と意見が食い違うことがあり、職場の人間関係にストレスを感じるケースもあります。
開発とテストでは使う専門用語や重視する視点が異なるため、意思疎通がうまくいかないことも少なくありません。開発者がコミュニケーションに不慣れな場合、報告や相談のやり取りに時間がかかることもあります。

キャリアアップしづらい・昇給が難しい

テストエンジニアの中でも、特に登録型派遣で働く場合は、単発的な業務が中心でスキルの蓄積が難しい傾向にあります。年収水準はシステムエンジニアやプログラマーと比較するとやや低いことも珍しくありません。
テストマネージャーや品質コンサルタントなど上位職に進まなければ、昇給のチャンスは限られます。

裁量権が小さい

テストエンジニアは「でき上がったものを検証するだけ」と見なされることが多く、プロジェクトの意思決定に関与しにくい立場です。上流工程の開発者や発注者の指示に従うことが中心で、主体的に動ける場面が少ないのが現実です。
そのため、下流工程の作業者として扱われやすく、モチベーションを保つのが難しいと感じる方もいます。

テスト自動化の普及による将来的な不安がある

定型的なテストは自動化ツールで代替できるようになり、手動テストの需要は減少傾向にあります。コードを書かずに自動化できるサービスも登場し、一部の業務は縮小している状況です。
ただし、自動化設計や探索的テストといった高度な領域では依然として人のスキルが求められており、今後は「自動化を使いこなす側」と「置き換えられる側」で二極化が進むと考えられます。

テストエンジニアがきついと感じたときの3つの対処法

テストエンジニアとして働く中で、「業務が単調」「将来が不安」と感じることは珍しくありません。しかし、次の対処法によって状況を改善することは十分に可能です。

  • 職場環境を改善する
  • スキルアップで将来を広げる
  • 転職して環境を変える

3つの方法を参考に、自分に合った働き方を見つけてみましょう。

職場環境を改善する

テストエンジニアの裁量が限られていると、やりがいを感じにくくなります。
改善策として、以下の行動が有効です。

  • 自社開発案件に携われる企業や部署へ異動・転職を検討する
  • 高品質な開発体制を持つ職場へ移ることで、円滑なコミュニケーションを実現する
  • 登録型派遣から正社員ポジションを目指すことで裁量を得る
  • 情報共有ツールのスキルを磨き、開発チームとの連携を強化する

職場環境を変えるだけでも、仕事への満足度が大きく向上するでしょう。

スキルアップで将来を広げる

スキルの成長は、仕事の「きつさ」を軽減する最も確実な方法です。
具体的には以下の取り組みが有効です。

  • テスト自動化スキルを習得して単価・年収を上げる
  • テスト設計力を磨き、上流工程やマネジメント職を目指す
  • 探索的テストやUX改善提案で付加価値を高める
  • コード不要の自動化ツールの知見で非エンジニアスキルも活かす

「品質を守る専門職」として立ち位置を確立すれば、キャリアの将来性が広がるでしょう。

以下の記事では、テストエンジニアに必要なスキルについて紹介しています。
関連記事:テストエンジニアの転職に必要な5つのスキル!転職を成功させるポイントも解説

転職して環境を変える

現職での成長が難しい場合は、転職も有効な選択肢です。転職を検討する際には、次のようなポイントを意識しましょう。

  • 単純作業中心の職場から、テスト設計・自動化ができる環境へ移る
  • テスト体制が整った企業では、年収アップが期待できる
  • QAエンジニアやテストマネージャーなど上位職でキャリアを広げる
  • スキルを磨けばフリーランス独立で高収入も狙える
  • 転職エージェントを活用し、自分に合った企業を見つける

自分に合う環境を選ぶことで、無理なく長期的に活躍できる仕事に就くことができるでしょう。

「きつい」だけじゃない!テストエンジニアの3つのやりがい

テストエンジニアの仕事には、地味に見えて実は大きな達成感があります。主なやりがいは次の3つです。

  • バグを発見して製品の品質向上に貢献できる
  • 他部署から感謝される場面がある
  • ITスキルや論理的思考が鍛えられる

品質と安全を守る重要な立場として、開発の根幹を支えるやりがいを実感できます。

バグを発見して製品の品質向上に貢献できる

テストエンジニアは、アプリやシステムの欠陥を見つけ出し、リリース前に品質を高める役割を担います。
探索テストや異常系テストを通じて、ユーザーが想定外の操作をした場合の不具合を事前に防ぐことができます。不具合を未然に防ぎ、「製品を安全に市場へ送り出せた」という成果を感じられる点が大きなやりがいです。

他部署から感謝される場面がある

バグを早期に発見することで、開発チームや顧客から直接感謝されることがあります。
特に重大なトラブルを防いだ際には「助かった」と声をかけられることも多く、仕事の重要性を実感できます。品質保証を通じて営業やサポート部門から信頼を得られるため、チーム全体によい影響を与えられる職種です。

ITスキルや論理的思考が鍛えられる

テストケースの設計や改善を重ねる中で、論理的思考力が自然と養われます。
バグ報告や改善提案では、相手に伝わる説明力やドキュメント作成力も身に付きます。また、自動化ツールやプログラミング(Ruby・Python・Javaなど)を扱うスキルを習得でき、キャリアアップにもつなげることが可能です。

テストエンジニアに向いている人の特徴

テストエンジニアは、細部に注意を払いながら正確に作業を進める職種です。向いている人の特徴は次の5つです。

  • バグ探しや細かいチェックが好きな人
  • 繰り返し作業が苦にならない人
  • ドキュメント作成・説明が得意な人
  • IT知識やプログラミング知識がある人
  • コミュニケーション力がある人

これらの特徴をもつ方は、品質を支える重要な役割で力を発揮できます。

バグ探しや細かいチェックが好きな人

バグを発見することに楽しさを感じられる方は、テストエンジニアに非常に向いています。
ゲームやシステムで不具合や裏技を見つけるのが得意な方は、その観察力や探究心を活かせます。また、細かなUIの差異や仕様通りに動作しているかを正確に確認する力も重要です。
不具合を見逃さず、妥協せずに品質を追求できる姿勢が求められます。

繰り返し作業が苦にならない人

テスト業務では、同じテストケースを何度も実行する場面が多くあります。
特に制御系のテストでは単純作業の繰り返しが多いため、集中力を保てる方におすすめです。こうした作業を苦にせず続けられる方は、経験を積むほどに作業スピードや正確性が向上します。スモークテストなど、定常的な業務にも粘り強く対応できる方が求められます。

ドキュメント作成・説明が得意な人

テストエンジニアは、不具合を誰でも再現できるように正確でわかりやすいドキュメントを作成する必要があります。テストケースの作成やバグ報告の際には、「伝わる文章」を書けることが大切です。
マニュアルや仕様書に沿って、正確なレポートや指示書を作成できる方は評価されやすいです。また、プレゼン資料などで開発側に改善提案を行う場面でも、このスキルが活かされます。

IT知識やプログラミング知識がある人

テスト対象のシステムを理解するためには、基本的なIT知識が欠かせません。
ログイン機能やセキュリティ関連のテストなどでは、知識があると作業をスムーズに進められます。また、テスト自動化を行う場合は、PythonやRuby、Javaなどのプログラミングスキルが役立ちます。ITリテラシーをもっている方は、開発者との連携やツールの活用でも強みを発揮できるでしょう。

コミュニケーション力がある人

テストエンジニアは、開発者に対してバグ報告や改善提案を行う場面が多くあります。そのため、自分の意図を誤解なく伝えられる文章力と会話力が欠かせません。
開発者との意見が食い違うこともあるため、冷静に対応できる方が向いています。チーム全体で品質を高める立場として、良好な人間関係を築けるコミュニケーション力が重要です。

テストエンジニアの将来性

テストエンジニアは「単純作業の職種」と誤解されがちですが、実際には自動化や品質保証の高度化により、将来性のある専門職です。今後の展望は、次の3点がポイントです。

  • 自動化ツールの普及と人の役割
  • 品質保証人材の需要拡大
  • キャリアアップの多様化

ここでは、テストエンジニアの将来性を3つの視点から解説します。

自動化ツールの普及と人の役割

テスト自動化ツールの発展により、単純なテスト作業は減少しつつあります。一方で、自動化を効果的に進めるには「テスト設計の知識」が欠かせません。ツールを正しく使いこなすためには、経験とスキルをもってストエンジニアの存在が必要です。
また、探索テストやUX改善など、人の判断が求められる領域も多く残っています。特にプログラミングスキルをもっているテストエンジニアは、今後さらに市場価値が高まるといえます。

品質保証人材の需要

経済産業省の「DXデジタルトランスフォーメーションレポート2(中間取りまとめ)」では、今後の企業動向としてシステム開発の内製化が進むとされています。 これにより、社内でテストを行う人材の需要が増加している傾向です。
さらに、クライアントから高い品質保証を求められるケースが増えており、品質保証の専門職としての価値が高まっています。開発経験を持つベテランエンジニアも、第三者検証やAIツールを活用できる人材として重視されています。

キャリアアップの方向性

テストエンジニアには、次のようなキャリアパスがあります。

  • テストリーダー
  • テストマネージャー
  • プロジェクトマネージャー

テスト業務で得られる「顧客視点からの理解」は、品質コンサルタントなど他職種への転身にもつながります。また、テスト自動化スキルを高めることで、テスト自動化エンジニアとして高単価案件を請け負うことも可能です。ただし、SESなど単純作業中心の職場ではキャリアアップが難しいため、環境選びが重要になります。

以下の記事では、テストエンジニアの年収や将来性について紹介しています。
関連記事:テストエンジニアの実際の年収は?将来性や年収アップ方法、キャリアチェンジについて解説

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テストエンジニアは「単純作業が多い」「納期に追われやすい」「キャリアアップしづらい」など、きついと感じやすい面があります。一方で、バグ発見による品質向上への貢献や、他部署からの感謝、論理的思考力やITスキルの習得など、大きなやりがいも得られる仕事です。

また、テスト自動化や品質保証人材の需要が高まる中で、スキルアップを通じてキャリアの選択肢を広げることも可能です。転職や資格取得、スキル習得を工夫することで「きつい」から「やりがいあるキャリア」へ変えていける職種といえるでしょう。

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