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インタビュー
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好奇心と努力で切りひらく AIエンジニアとして「次」なるステージへ。

2016年入社
山下 宗大 SOTA YAMASHITA

臨床工学技士を経て、ビーネックステクノロジーズに入社した山下さん。データサイエンスに興味を持ち、「オープンアップラボ滝沢(以下、ラボ)」※へ参画したことをきっかけに、AI分野にも挑戦。現在は、大手自動車部品メーカーのAI・データアナリティクス部門で勤務しています。30代で見つけた新たな強みを磨き、挑戦し続ける山下さんにAIエンジニアの仕事や今後の目標について伺いました。

※当社の親会社である「株式会社オープンアップグループ」が岩手県滝沢市で運営するビジネス・インキュベーション施設。公募を通じて集まった当社エンジニアが参画し、産官学の連携により地域課題解決に取り組んでいる

AIの力で、業務効率化を実現する。

現在、大手自動車部品メーカーのAIに関連する部署に配属されています。主な業務は、社内にあるデータを分析して業務を効率化すること。具体的には、製品の外観検査装置の開発に携わっています。この装置は、製品をカメラで撮影し、表面にぶつけた痕がないか、凹凸ができていないかなどをAIで判定できるものです。

装置開発にあたっては、AIの開発やAPIの作成のほか、実際に検査装置を使う担当者へのヒアリングも担当しました。AIの開発では大量のデータが必要となるので、データを集めてもらったり、欠陥品が出たら共有してもらったりと、現場の方々と密にコミュニケーションをとることも大切となります。また、ほかにもさまざまな部署と連携するため、時には方針が二転三転することも。全員で足並みをそろえながら進めていくことの大変さを痛感しながらも、プロジェクトを進めてきました。

私は約1年半、開発に携わってきましたが、外観検査機が動いて、的確に判定している様子を見た時は、大きな達成感を感じましたね。本格的な導入はこれからですが、きっと大きな成果が出るだろうと期待しています。

AIの技術は日々進歩しているため、インプットは欠かせません。私は朝の出社後のルーティンとして、AIに関する論文を斜め読みしながら、最新の技術を学んだり、仕事でどう役立ちそうか考えていたりします。このルーティンをきっかけに、AIによる論文要約アプリの開発にも取り組んでいるところです。

自分を変えるため飛び込んだ、AIとデータ分析の世界。

エンジニアになる以前は、医療機器の専門職である「臨床工学技士」として、医療機関で勤務していました。父がエンジニア、いとこが医師で、どちらも憧れの仕事だったのですが、その両方に携わることができるのが臨床工学技士だったんです。その後、医療機器の研究・開発に携わりたいと思うようになり、複数の医療機器メーカーに応募しましたが、開発の経験がない上、自分の強みも上手くアピールできず、苦戦することに。「エンジニアとして開発の経験を積んだ上で、また勝負しよう」と気持ちを切り替えて、出会ったのがビーネックステクノロジーズでした。

1社目で担当したのは、自動車部品メーカーでの実験・評価業務です。統計学の手法で製品寿命の分析を行っていく中で、データを分析し有益な情報を見つけ出す「データサイエンティスト」の仕事に興味をもちました。ただ、営業担当者にもデータサイエンスに関われる就業先がないか相談しましたが、なかなか希望どおりの配属先が見つからなくて。ちょうどその時、ラボの公募があったんです。ここなら自分の好きなことを通して、リスキリングができる。「自分を変えるにはここに行くしかない」と手を挙げました。

ラボでは、データサイエンスの知識やプログラミングスキルを学んだほか、ソフトウェア開発の一連の流れを経験することができました。現在の仕事につながる画像認識に触れたのも、この時です。きっかけは、地元で農家をやっている友人から「芽キャベツの分類をAIでできないか?」と相談されたこと。AIで葉物野菜を分類するシステムの開発に挑戦し、大量のデータを集めるのに苦労しながらも、なんとか完成させることができました。

そして約2年半、ラボで経験を積んだ後に、現在の就業先である大手自動車部品メーカーのAI関連部署に配属が決まりました。おそらくラボがなかったら、今の自分はありません。参画できて本当に良かったと思います。

好奇心と努力のままに、次なるステージへ。

エンジニアの仕事において、好奇心と努力は不可欠だと思います。私は、富士山に登ったら次はエベレストを目指したくなるようなタイプ。興味が湧いたら、その分野を極めたくなるんです。最初の配属先でも、実験用の軽油の買い出しに行ったことをきっかけに「軽油はどう管理するんだろう?」と興味が湧き、乙種第4類危険物取扱者を取得しました。いざ勉強してみると面白く、気付いたら乙種は全て取得し、最も難易度が高い甲種も合格することができました。

現在の配属先は「AIを活用した研究部門」としての役割が強い部署なので、新しいアイデアを受け入れてもらいやすく、先ほどお話した論文要約アプリのように、やりたいことにも挑戦できます。メンバー一人ひとりの技術力も高く、尊敬できる上司もいて、非常に良い雰囲気の中で働けていますね。

そんな中、2025年5月には就業先へ移籍させていただくことになりました。今後は、これまで取り組んできた研究・開発により深く取り組み、さらに人材育成にも携わるようになるためマネジメントスキルも身に付けていきたいです。

取材日 2025.4.23


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