ハイブリッド車の設計も育児も。「過程」にこそある楽しみと喜び。

大手自動車メーカー勤務
2012年入社
中上 学 Manabu Nakaue
大手自動車メーカー内の当社エンジニアのみで構成される委託チーム所属。サブマネージャーとしてハイブリッド車用(以下、HEV車)のインバーターやウォーターポンプなどの部品設計を手掛ける。13年間設計業務に従事、育児休業も取得している。
※2025年5月時点
|スーパーカーがきっかけで、憧れの大手自動車メーカーへ。
私の自動車好きは「スーパーカー」への憧れからです。学生時代には念願のスポーツカーを購入し、よりハマっていきましたね。サーキットに行ったり、自分でメンテナンスをしたり、社会人になってからもクルマに関わる仕事をしたいと考え、大学卒業後は大手自動車メーカーで設計支援ツールの開発に携わってきました。
その後、自動車業界を一度離れリフォーム会社で約3年勤務しましたが、そこで改めて「やっぱり自分はクルマが好きだ」と実感し、自動車業界に再度挑戦したいと思ったんです。実は転職活動の際に内定は数社からもらっていましたが、その中でもビーネックステクノロジーズは、当時普及が加速していた「ハイブリッドカー(以下、HEV車)」の設計業務を紹介してくれたんです。これまで培ってきたスキルを活かしながらも、新しいクルマの開発にチャレンジできることにとても魅力を感じ、入社を決めました。
|人とのつながりが生み出す、設計エンジニアのやりがいと楽しさ。
私の職場は大手自動車メーカー内で、ビーネックステクノロジーズのエンジニアだけで構成される委託チームで設計エンジニアとして働いています。私のチームが担当しているのは主にHEV車に搭載されているインバーターやウォーターポンプ。インバーターとは、バッテリーに蓄えられた直流電流を交流に変換し、モータに供給するための部品で、ウォーターポンプはインバーターを冷却するための部品です。配属当初はHEV車に関する知識はほとんどなく、HEV車や部品の構造はもちろん、仕様書や図面・制御仕様などについても本で調べて1つずつ理解を深めていきました。

今でこそ人脈もでき、スムーズにプロジェクトを進められますが、配属当初は委託チームとしても始まったばかり。まずは信頼を積み重ねていくためにも、数万人いるメーカー内のエンジニアの中から、業務に関係しそうな方たちに片っ端から連絡を取り、情報収集に徹しました。私が委託チームの窓口となり、任せられた業務を推進していくためのフローを確立させるまでには約3年かかりましたが、配属先の自動車メーカー内で社内表彰も受け、評価していただくことができました。
「人とのつながりを広げる」ことで、設計を進めるうえで必要な情報がより多く入ってくるようにもなり、自分自身ももう一段成長できたのではと感じています。
|育児休暇を取得して、さらに深まった仕事観。

2年前には娘が生まれ、2週間の育児休業を取得しました。短い期間とはいえ仕事への不安もありましたが、マネージャーは「そこは休んどかないと。全然問題ないよ」と、二つ返事で快諾してくれたんです。
育休を取って良かったのは、妻のサポートができたこと。生まれたての子どもは、寝かしつけをしたり、お風呂に入れるだけでも大変です。長い子育ての中でも、新生児期にしかない日一日と表情が豊かになっていく子どもの姿を妻と2人で見られたことも、大きな喜びでした。
職場に復帰した後も、育児には積極的に参加するようにしてきました。6カ月健診も連れていくことができ、離乳食作りもわからないなりに調べながら試していくうち、一通りのことはできるようになったと思います。
娘が2歳を過ぎた現在も、なるべく残業をせずに家に帰れるよう、業務の効率化を徹底しています。私の目指す効率化とは、関わる人全員が得をするもの。「これをこうやれば、この業務が劇的に楽になるよ」といったゴールまでの道筋を示してあげれば、依頼する側は相手からの協力を得られやすくなりますし、依頼される側も効率化のための過程が楽しくなってきます。
子育てだって一緒です。当然大変な側面もありますが、目先の大変さではなく、子どもが大きくなっていく過程に目を向ければ、そこには楽しみしかありません。そんな「過程の楽しさ」を仲間や家族と共有していくことが、私にとっての何よりの喜びなんです。
取材日 2025.3.14
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